2025.11.08

【ビフォーアフター】アンティークウイングチェアの張り替え修理/猫の引っ掻きによる傷んだ生地が復活

BEFORE

AFTER

修理内容

種類
ウイングチェア
施工方法
木部塗装と修理生地の張り替え
修理工賃
¥150000〜¥200000
お預かり期間
4週間
配送方法
自社便
依頼地域
東京都渋谷区
修理内容

長く愛用されてきたウイングチェアとオットマンが迎えた:猫による生地の劣化

「お気に入りのウィングチェアを張り替えで再生したい」

今回張替えをご依頼いただいたのは、渋谷区にお住まいのお客様から、長年にわたり使い続けてきたアンティークのウイングチェアとオットマンの張り替え修理。

ウイングチェアの持つクラシカルで包み込むようなデザインは、リビングや部屋に一つあるだけで存在感があり、素敵なパーソナルスペースを作ってくれます。

しかし、その椅子のカバーが劣化した状態では快適さも半減してしまいますね。

お預かりした椅子は猫の引っ掻き傷などで、生地が解れていたり破れていたりしているところが目立ち、脚の木部も塗装が剥げてしまって、傷もある状態でした。

張り替え前の写真では、優しいアイボリー色の生地に小花柄が織り込まれた生地ですが、時間と共に色あせ、特に猫を飼われているお客様宅では、愛猫による爪とぎの被害が深刻でした。

特にスツールの前方や本体の側面など、爪を立てたりする箇所は、生地の耐久性を超えて破れが生じていました。

この猫の引っ掻きによる損傷は、カバーの生地表面だけではなく内部のウレタンフォームが露出してしまったりもするので、出来れば早めに張替えや修理などでメンテナンスしてあげたいところです。

椅子の印象を大きく変える生地選び

張り替えの為に新しく選んで頂いた生地は、シンコールのカタログに掲載されている**T9522「ガーデン」**になります。

生地選びでは、色や柄、素材感など色々なものがあるので、張り替え後にご自分の作りたい部屋や椅子のイメージを基に選んでいくと、より張替えも楽しくなると思います。

本革の特性とメンテナンス

合皮の特性とメンテナンス

布の特性とメンテナンス

イメージから選ぶ生地の素材や柄

今回選んで頂いたシンコールの生地T9522「ガーデン」は、深い青をベースに、白や淡い青の草木柄(花柄)が大胆かつ繊細に織り込まれた、デザイン性が高いのが特徴です。

張り替え前の柔らかな淡色柄から一転、このT9522「ガーデン」の鮮やかでエレガントな柄は、お部屋の印象や気分を変えてくれるのではないでしょうか。

T9522 ガーデンの特性と魅力>

  1. デザイン: 「楽園の景色が包むエレガント」というコンセプトの通り、椅子全体に豊かな色彩と柄が広がり、アンティークチェアの持つデザインととてもマッチしています。

お客さんが来客された時も上品な椅子が目を引きそうですね。

  1. 機能性:環境に優しいOEKO-TEX®を取得している点も、長く愛用する家具の生地として重要な選択基準となります。

 木部脚の塗装修理と共布アームカバーの製作

今回の修復は、生地の張り替えの他、木部の塗装修理も行いました。

  • 木部の塗装修理

ウイングチェアの脚4本と、オットマンの脚4本、合計8本の木部の塗装修理をさせて頂きました、

長年の使用や移動、そして掃除の際にぶつけることなどにより、塗膜の剥げや小さな打痕、擦り傷が散見されました。

これらの傷は、生地が新しくなると目立ちやすくなるため、生地の張り替えと同時に、各木部をサンディングし、元の色味に合わせて再塗装を行いました。

脚が艶やかで滑らかに仕上げられることで、張り替えられた生地がより一層引き立ち、全体として整った印象です。

  • 共布でアームカバーの製作 もともと張替え前にもあったアームカバーと頭の部分にも共布でカバー」を製作しました。

こういった少しのアクセントがあると、椅子の印象もまた変わり、機能的にも椅子に座った時に必ず触れる肘掛部分と頭の部分、ここのスレ防止や汚れ防止にも役立ちます。仮に肘掛と頭に被せたカバーが汚れてしまったり、劣化してしまっても次回はカバーだけを交換すれば良いので、メンテナンス費用としてお財布にも優しいですね。

  • 保護: 最も摩擦や汚れ、そしてペットの爪によるダメージを受けやすいアーム部分を物理的に保護します。
  • 着脱可能: 汚れたり、毛がついたりしても、簡単に取り外してメンテナンスが出来る
  • 統一感: 椅子本体と同じ生地で作られているため、見た目の統一感を損なうことなく、実用性も両立できます。

猫・犬による椅子の劣化の悩みと対策

ペットと共に暮らす家庭にとって、ソファや椅子の生地の劣化は切っても切れない悩みの一つです。

今回のウイングチェアのケースでは猫の引っ掻きによる「解れや破れ」が主でしたが、犬を飼っているご家庭では、また異なる種類のダメージが発生します。

<犬による主な椅子の劣化と対策>

  • 掘り起こし・噛みつき: 特に小型犬がソファの上でくつろぐ際、座面を「掘る」ような動作をすることがあり、これも生地を摩耗させたり、糸を解れさせたりする原因となります。また、子犬期には椅子の脚やアームの木部を噛んでしまうケースもあります。
  • 粗相(そそう): 尿や嘔吐などの粗相は、生地の奥まで浸透し、異臭やカビの原因となります。

これらのペットによるダメージを防ぐための最も効果的な対策は、以下の2点に集約されます。

  1. 高耐久性・機能性生地の選択:

引っ搔きに強く摩耗強度が高い生地や、「撥水加工」や「防汚加工」が施された生地を選ぶことが、長期的な保護に繋がります。ペット対応を謳う生地の中には、爪が引っかかりにくい織り方をしているものもあります。

  1. 予防的な椅子カバー張替え: 今回製作した共布のアームカバーのように、汚れや摩擦の激しい部分(アーム、ヘッドレスト、座面中央)に、着脱・交換・洗濯が容易なの役割を果たすカバーを作ってあげる事も有効です。これにより、本体の張り替え生地を長期間にわたり奇麗に保つこともできます。

家具を家族の一員であるペットから守るには、「修理」だけでなく「予防」の視点も取り入れてあげると、愛着のある家具を長く使い続けられるかも知れません。

猫や犬など更に詳しいペット対策はこちらから

生まれ変わった椅子とお客様の声

全ての張替えを終え、新しい生地に変わったウイングチェアとオットマンは、張り替え前に比べとても鮮やかで奇麗になりました。

張り替え後にはお客様からもコメントをいただくことができました。

<お客様からのコメント> 「期待通りの仕上がりで素晴らしい、新しくなったので今後も長く使えると思います。」

如何でしたでしょうか、今回張り替えた椅子はウィングチェアがペットの引っ掻きや経年による劣化を張り替えと修理で再生した事例になります。

同じようなお困りごとを椅子やソファにお持ちの方も少なくないのでは無いでしょうか。

今回の事例が為になると幸いです。

弊社では、椅子やソファの張り替えの他、クッションの修理や木部の修理、オーダーソファや椅子の製作などを行っております。

 

ソファや椅子が古くなってしまって直したい、などのご要望があればお気軽にお問合せ下さい。

お客様の声
The chair looks amaging ! Just as i had hoped .It should last a long time longer now

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