ソファーや椅子のカバーに使われる素材の一つに「レザー」があります。
レザーといっても「合皮」も「本革」もどちらもレザーと呼ばれるケースも少なくないですよね。
実際はどちらも「レザー」なのですが、合皮は「フェイクレザー」本革は「リアルレザー」となりますが
今回はそのレザーソファーや椅子のカバーの汚れを、ご自宅で落とす方法について説明していきたいと思います。
使っているソファーや椅子のカバーが、黒ずんできてしまった時などは、是非参考にしてみてください。
家で使っている白いレザーカバーのダイニングチェア、白って使い込んでいくと黒ズミが目立つわよね
そうだね、白いカバーの黒ズミは目立ちやすいけど白に限らず実は黒ズミが溜まっていた。なんてケースも少なくないから簡単な汚れ落としであれば、自分でも出来るばあいもあるから参考にしてみてね!
1.合皮と本革のちがいについて
まずレザーには「合皮」と「本革」があるけど、合皮は布地の上にウレタン樹脂が加工されているのもが
主になり樹脂に色が混ざって色付けされています。
本革は天然の皮にウレタン塗装が施されている「顔料仕上げ」と染料を染み込ませて色が付いている「染料仕上げ」のものに大きく分かれますが、今回説明するクリーニング方法は「染料仕上げ」や「セミアニリン仕上げ」の革の場合は色落ちやシミになったりする懸念が大きいので、「顔料仕上げ」の場合に限りますのでそのあたりあご注意いただけたらと思います。
2.クリーニング方法
それでは簡易的な方法ですが、ご自宅できるレザークリーニングの方法をご紹介していきます。
用意するもの
・スプレーボトル
・水
・中性洗剤
・柔らかいスポンジ(食器洗いに使う硬くないもので構いません)
・乾拭き用と吹き上げ用のタオルや布巾
1.まずは乾拭き用のタオルや布巾などで、椅子やソファーのカバー表面についた汚れを全体的に払い落とします。
2.その後まずは水だけをスポンジに浸して、見ない部分で試しに軽く回すように生地を撫でていきます。
(強くこすると生地を痛めてしまいます)
表に見えない部分で試してみて、シミなどにならないようであれば汚れている部分で同じように撫でるように生地を
クリーニングしていきます。
※水だけで汚れが落ちるようであれば、それでOKなので汚れが落ちた後は強くこすらずに乾拭きし、乾燥させ て完了です。
3.水だけでは汚れが落ちないようであれば、用意したスプレーボトルに水8:中性洗剤2の割合で入れ、見えない部分でもう一度試してみます。
4.試しに問題が無ければ、汚れた部分にもう一度クリーニングを掛けていきます。
5.クリーニング後には水に浸した布を絞って、椅子やソファーのカバーについた液体をしっかりと拭き取ってください。
(この時も強くこする事は生地を痛めてしまいますので、注意しましょう)
6.ふき取りが終わったら、半日程度乾燥させて完了です。
どうでしょうか、簡単ですよね!
レザー素材の黒ズミなどが気になる場合は試してみてはいかがでしょうか。
但し、クリーニングによって、今まで目に見えなかった小傷や表面の小さな剥がれなどが浮き彫りになる時があったり、
素材によっては色落ちの原因になったりするときもあるので、その辺りはよく注意して進めてください。
また、人工皮革など表面のコーティングが劣化している場合なども剥がれの原因になる場合もあります。
※クリーニングによる不具合の責任は負いかねます。