2024.11.21
フェイクレザーのダイニングチェア カバー張り替えとクッションの修理
修理内容
- 種類
- ダイニングチェア
- 施工方法
- 生地の張り替え
- 修理工賃
- ¥30000〜¥60000
- お預かり期間
- 4週間
- 配送方法
- 自社便
- 依頼地域
- 神奈川県横浜市保土ヶ谷区
- 修理内容
-
木製のダイニングチェアを4脚お預かりさせて頂き、張り替え修理をさせて頂きました。
ご相談の内容としては、長年椅子を使い続けて椅子のカバーの合皮が破れてきてしまったりと、劣化してきたのでカバーを張り替えたいというご相談を頂きました。
張り替える際に生地を選んで頂きましたが、出来るだけ張替え前と同じ色味のカバーに張り替えたいという事で、張り替え前の色と近い若草色のフェイクレザーを選んで頂きました。
ご家族のご意向で、色を出来るだけ変えたくないという事だったのですが、一見同じような色だとしても、拘ってみると少しの微妙な色味の違いで印象が変わって見える場合があるので、ご満足いただける色が見つかってホッとしました。
合皮の生地は素材としては主に「PVC」という素材がメインのものと「PU」という素材のもがあります。
聞いたことがあるかも知れませんが、ビニールレザーなどと言われるものは「PVC」素材のものがそれにあたりますが、PVCの特徴としてはPUに比べて比較的安価な生地が多いという事が一つです。
そして表面の加工がしやすく、色々な柄の表現も可能な為、柄物や加工のしてある合皮を選びたいのであればPVC素材の合皮になる事が多いでしょう。
例えば飲み屋さんや飲食店などのソファーに使われている合皮は肌感覚ですが、比較的PVCレザーが多いのでは無いでしょうか。
PUレザーに比べて、吸水性も無いので飲みこぼしなどがあった際のメンテナンスの事を考慮しても環境に合っていますし、ソファーや椅子のカバーの色や柄で華やかに演出したり、好みの空間を作ったりとする時に柄が豊富な事、そして安価なものも選べる事などが要因かと思います。
それに対してPU素材の物は、ハイグレードな合皮に多いのが特徴です。
PUとはポリウレタン樹脂によって加工されている人工皮革で、レザーの表面の手触りがPVCに比べ柔らかく、もっちりとした感触を出す事が出来ます。
本革の感触に近いのはPVCよりもPUです。
この様な特徴の他、PVCに比べると通気性なども多少ある為PVCよりも蒸れにくく、値段もハイグレードなものが多くなります。
その代わりPVCに比べ柔らかさなどもあるので、本革に出来るだけ近い質感をフェイクレザーに求める方には最適かと思います。
高価格帯のフェイクレザーになると、パッとした見た目だけでは本革と見分けのつかない場合もあるので、クォリティーはかなり高いものもあります。
この様に、同じフェイクレザーでも内容が結構違い、価格帯もいろいろです。
この様な少しの知識を持ってから生地を選んでみると、より好みに合ったものが選べると思いますので、参考にして頂けると幸いです。
使用した生地情報
合皮
esレザー L-0414 ¥1900/m