2024.11.20
アサヒ木工 3シーターの本革ソファー 生地の張り替えとクッションの修理
修理内容
- モデル名
- 不明
- 種類
- ソファ
- 施工方法
- 生地の張り替え
- 修理工賃
- ¥200000〜¥250000
- お預かり期間
- 4週間
- 配送方法
- 自社便
- 依頼地域
- 横浜市保土ヶ谷区
- 修理内容
-
アサヒ木工の本革3シーターソファーをお預かりさせて頂き、張り替え修理をしました。
ご相談の内容としては、長年使ってきたソファーですが、革のカバーも傷んできているので張り替え修理をお願いしたいという事で、今回ソファーの張り替えを進めさせて頂きました。
革の方は座面のところが擦れてしまっていて、塗装が剥がれてしまっていました。
革は元々色が付いている訳ではなく、動物の原皮から鞣しなどの作業を踏まえて、最終的に色付けの塗装が行われ、青や黒や黄色など色々な色がついて製品となります。
その為、年数が経ち沢山人が座ったソファーなどは、摩擦や乾燥や紫外線などの影響で革表面の塗装面が剥がれてきたり、ひび割れてきたりしてしまいます。
ソファーや椅子のカバーの座るところや肘掛のところなどは頻繁に摩擦が起きやすい場所なので、最初に痛みが出てくる箇所になります。
なかなか難しいとは思いますが、いつも同じ場所に座らず、座る場所を変えてあげるなどすれば痛むスピードも延命できるかと思います。
今回の張り替え修理にあたって、張り替える生地は同じ様にグリーン系の革を選んで頂きました。
少しシボのあるボスブライトという革で張り替えです。
革の表面にはシボと呼ばれる、細かな凹凸があります。
そのシボがあるのと無いのとで、革の雰囲気も変わってくるのですが、革を仕上げる段階で型を押して作るようなシュリンクレザーや出来るだけナチュラルな風合いのシボで仕上げたナチュラルシュリンク、そして表面に凹凸が無くシボの無いスムースレザーなどがあります。
これはお好みで選んで貰うと良いと思いますが、シボのあるシュリンクレザーの方がスムースレザーに比べて傷が目立ちにくいと言われるケースもあります。
また、同じ革でも顔料塗料で色付けされた革と、染料で染め上げられた革では風合いや表面の強度なども変わってくるので、そのあたりもソファーや椅子をお使いの環境や好みによって選んでみると良いのかと思います。
因みに顔料レザーの特徴としては、染料仕上げの革と比べると、紫外線からの変色や退色に強く、表面の擦れ傷などには染料仕上げの物に比べると耐性があります。
また、本革のカバーにしたいけど水などの染み込みなどが出来るだけしない方が良い。
と言う方は顔料レザーを選ばれた方が良いかと思います。
染料仕上げの革は、顔料レザーに比べて上記の内容の反するようなデメリットもありますが、やはり本来の革らしい革という風合いや経年変化を楽しめたりもするので、扱いがシビアなところはありますが、そういった良い面があります。
本革や合皮や布地など、生地選びを楽しんでソファーや椅子の張り替えを考えてみては如何でしょうか。
- お客様の声
- 見違えるほど奇麗になって嬉しいです。お気に入りの家具を長く使える事に感謝です!