2024.11.30

カッシーナ 675 MARALUNGA マラルンガソファー カバー張り替えとクッション修理

BEFORE

AFTER

修理内容

メーカー名

Cassina/カッシーナ

WEBサイト→

メーカ紹介

17 世紀、イタリアに誕生したカッシーナ社は、家具業界において数少ないリーディングブランドとして世界中に知られています。完成度の高さとデザインの美しさは他の追随を許さず、数多くの製品がニューヨーク近代美術館の永久所蔵品になっています。

モデル名
675 MARALUNGA
種類
パーソナルチェア
施工方法
バネやクッションの修理生地の張り替え
修理工賃
¥120000〜¥150000
お預かり期間
4週間
配送方法
自社便
依頼地域
東京都世田谷区
修理内容

カッシーナイクスシ―の675マラルンガソファー、1人掛けの物をお預かりさせていただき、張り替え修理を致しました。

今回のお客様もそうだったのですが、色々なお客様の話を聞いていると根強いマラルンガファンの方も多いようですね。

独得のフォルムでヘッドレスの角度を調整できる機能があったりと、アウトラインはシンプルですが魅力のあるソファーだと思います。

今回はオーナーさんがある程度の劣化がある中古のマラルンガを購入して、カバーの生地の張り替えと修理で奇麗な状態にして使っていきたいという事で、張り替え修理を進めました。

ソファーカバーの生地が既に破れている箇所があったり、毛羽立ちなども多く、アームの部分のウレタンクッションは一部欠損があったりとしていましたが、修理と張り替えで奇麗状態に戻す事が出来ました。

カバーの張り替えに使った生地は、シンコールのエイガという生地になります。

エイガは生地を染色せずに色使えを行う事で、CO2の削減や、水の使用量を減らしたりと求めやすい価格帯ながらもエコなファブリックです。

生地の裏側には、生地の引張強度を高める為のバックコーティングも加工されているので、生地が伸びていくことを防いでくれます。

クッションに関しては、ヘタリも大きく、気持ち多めにクッションの厚みを出し仕上げさせて頂きました。

椅子やソファーのカバー生地を選ぶときには、数もかなり多くの種類があるので迷われてしまう方も多いのでは無いでしょうか?

実際に生地を選ぶとなった時に「多すぎてどれを選んでいいか分からない」という声を偶にいただきます。

ある程度ご自分の方向性やイメージが決まっている場合は左程選び悩むケースも多く無いのですが、そうでない場合は色・機能性の有無・素材感・柄などだけでもイメージしておくと比較的迷う事も少なくなるのかと思います。

素材感に関しては、目の粗い物、目の細かい物、毛足の長い物や短い物、スウェード調などいろいろありますが、ある程度のイメージだけでも持っておくとよいかと思います。

機能性に関しては、子供がまだ小さいから飲みこぼしが心配で、撥水加工のあるものが良い、ペットがいるから引っ掻きに強い生地が良い、防汚加工のしたものが良いなどソファーや椅子を使う環境によっても変わってくるかと思います。

無料でカットサンプルの発送も可能なので、カットサンプルを基に椅子やソファーのカバーのイメージを事前に作ってみては如何でしょうか。

使用した生地情報

エイガ T-7307 ¥2900/m

品名
エイガ
品番
T-7307
カタログ
https://sincol-group.jp/digitalcatalog/textile2019/#page114
国名
日本
カラー
イエロー
素材
PP100%
無地
生地幅
140㎝
価格帯
~3000円/m以下
価格
¥2900/m
機能性
バックコーティング 耐次亜塩素酸
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