2026.07.27
BROSS ITALIA/ ブロスイタリアのダイニングチェア 座面の本革の張り替え修理
修理内容
- 種類
- ダイニングチェア
- 施工方法
- 生地の張り替え
- 修理工賃
- ¥30000〜¥60000
- お預かり期間
- 4週間
- 配送方法
- 自社便
- 依頼地域
- 東京都世田谷区
- 修理内容
-
イタリアの家具ブランド「BROSS ITALIA(ブロス・イタリア)」のダイニングチェア3脚を張り替え修理しました。
今回は座面のデザインを見直し、以前あったセンターのクロスステッチを無くしてよりシンプルな仕上がりに変更しています。
BROSS ITALIAというブランドについて
BROSS ITALIAは1981年創業のイタリアの家具メーカーで、椅子やソファ、テーブル、収納家具などを中心に展開しているブランドです。
拠点は「イタリアのチェア地区」と呼ばれる木工家具の産地にあり、木工技術をベースにした椅子づくりを得意としています。
産業的な生産体制と伝統的な職人技術の両方を持ち合わせているのが特徴で、Paolo PivaやGerd Lange、Enzo Bertiといった名だたるデザイナーとのコラボレーションによって数多くのコレクションを生み出してきました。
マリオットやヒルトン、シェラトンといった大手ホテルチェーンのインテリアや、客船のレストラン・ラウンジ向けの家具供給でも高く評価されており、シンプルながら上質さを感じさせるデザインと、木部の丁寧な仕上げが世界的に支持されているブランドです。
今回張り替えた椅子も、背もたれから脚にかけての木部のラインの美しさに、まさにそのBROSSらしさが表れています。
修理前の状態
写真の1脚目は張り替え前の状態で、座面には焦茶色の本革が張られ、中央に大きなクロス(バッテン)状のステッチが入ったデザインでした。
座面の一部には擦れによる革の剥げや色あせも見られ、長年使い込まれてきたことが分かる状態でした。木部のフレーム自体は目立った傷みもなく、座面のみを張り替えることにしました。
張り替えのデザイン変更
今回の生地の張り替えには、以前と同じく本革を使用して張り替えています。
ナチュラルなシュリンクの入った革になります。
色は明るいキャメル系のタン色を選び、木部のナチュラルな色合いとより自然になじむようにしました。
デザイン面での一番の変更点は、以前あったセンターのクロスステッチを廃止したことです。
もともとのデザインはX字型のステッチが座面の主張点になっていましたが、今回はステッチを最小限に抑え、革本来の質感とシルエットの美しさを見せるシンプルな仕上げに変更しました。
派手な装飾を削ぎ落とすことで、BROSSらしい木部のフォルムがより引き立つ結果になったと感じています。
作業の流れ
まず座面を脚部フレームから取り外し、古い革を剥がして下地のクッション材の状態を確認しました。
現状は薄いウレタンクッションが1枚革の下に敷かれていましたが、年数も経過しウレタンクッションの硬化もあったので、新しいものに交換しました。
新しい本革を座面の形に合わせて裁断し、四隅と脚の差し込み部分にあたる箇所は特に丁寧に革を巻き込みながらタッカーで固定しました。
BROSSのこの椅子は脚のジョイント部分に革が巻き込まれるデザインになっているため、この部分の処理がきれいに決まるかどうかで仕上がりの印象が大きく変わります。
ステッチを入れないシンプルな仕上げのため、革の張り方にたるみやシワが出ないよう、テンションの掛け方に気を配りながら作業を進めました。
仕上がりについて
3脚並べた仕上がりは、色ムラや張り方の差が出ないよう揃えて作業したことで、統一感のあるセットに仕上がりました。
センターステッチを無くしたことで座面がすっきりとし、木部のカーブと相まって、より洗練された印象になったと思います。
椅子やソファの張り替え修理で、生地を新しくし木部の痛んでいる箇所やクッション材なども修理することで、廃棄せずに長く使っていただくことも出来ます。
今のお部屋や空間にサイズがぴったりで、椅子やソファを買い替えずに修理したい、リフォームや引越しなどを機に綺麗に直して生地の色や素材も変えたいなど、張り替え修理で今までと違った印象の椅子やソファにすることも出来ます。
張り替えをするのが初めてで、何から進めていいか分からない。
上手に仕上がるか不安。。
などなど椅子やソファの張り替え修理に関する疑問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。
その他事例
