今回の張替え事例は、以前に海外で買い付けてこられたという革張りの椅子になります。
その革張りの椅子ですが、座面の革が経年で大きく弛んでしまっていました。横からみても生地の弛みが大きいのが分かります。
長年使ってきた椅子なので、出来るだけ今の雰囲気を壊さずに革の張り替えをご希望という事でした。
こちら全ての椅子をお預かりさせて頂いて、張り替え修理をさせて頂きました。
今回は背凭れの方はまだ革が使えるというオーナー様のご判断があったので、座面の部分だけを張替えする運びになりました。
出来るだけ、背凭れの経年で出てきた良い革の雰囲気を崩したくないという事で、座面の革も色や質感などが背凭れと合うものをチョイスして張替えを進めさせて頂きました。
革の厚みなども張りに影響してくるので、そのあたりも考慮しながら５脚全ての座面の革の張り替えが完了しました。