2025.12.25

【張り替え事例】ロルフベンツ「6500」3人掛けソファ張り替え|「部分張り替え」で蘇る重厚なソファ

BEFORE

AFTER

修理内容

メーカー名

ROLF BENZ/ロルフベンツ

WEBサイト→

メーカ紹介

革新的なデザインと、ドイツのクラフトマンシップが息づく高いクオリティ、そして類稀な掛け心地で高い評価を得るドイツを代表するブランド「ロルフベンツ」。
ドイツの工業規格にのっとりながら、自社でさらに厳格な製品基準を設定し、その高いクオリティを維持しています。高品質の素材はもちろん、快適さを追求することでうまれた独自の「多層クッション構造」はこの上ない掛け心地を生み出します。
長い時間座っていても疲れにくいように設計された内部の構造は人間工学に基づいた緻密な計算のもと作り上げられます。

モデル名
6500
種類
ソファ
施工方法
部分張り替え
修理工賃
¥120000〜¥150000
お預かり期間
4週間
配送方法
自社便
依頼地域
東京都世田谷
修理内容

今回、私たちがメンテナンスを手掛けたのは、ドイツの最高級家具ブランドROLF BENZ(ロルフベンツ)のアイコン的存在である「Model 6500

MoMA(ニューヨーク近代美術館)のデザインコレクションにも選定されているこの名作ソファは、機能も兼ね備えた重厚感あるソファです。

ご依頼いただいたのは、3人掛けモデルの張り替え。

今回は痛みの激しい「座面」と「背もたれクッション」のみを張り替え、状態の良い「肘掛け(アーム)」や「本体フレーム」の革はそのまま残して生かすという、部分的な張り替えにて対応させて頂きました。

  1. 世界が認めた名作、ROLF BENZ6500

 

1985年にマティアス・ホフマンによってデザインされた「6500」は、ロルフベンツを世界的なブランドへと押し上げた記念碑的なモデルです。

最大の特徴は、背もたれのクッションが上下に可動する独自のメカニズムで、通常時はローバックのスタイリッシュなソファとして空間を広く見せ、くつろぎたい時はハイバックにして頭まで預けることができる。

この画期的な機能性とフォルムが、世界中のVIPやデザイン愛好家を魅了し続けているようです。

ドイツのクラフトマンシップ

6500」に座ったことがある方ならご存知でしょうが、その座り心地は独特です。

ふかふかで柔らかいわけではなく、むしろしっかりとしたウレタンと程よく積層されているクッションが、体重を面で支え、長時間座っても姿勢が崩れないように設計されているようです。

これは「人間工学(エルゴノミクス)」を追求したドイツ家具の哲学のようで、長時間の商談や読書でも疲れない所以です。

2.ソファの状態

今回お預かりしたソファの状態は、長年の愛用による「使用頻度の差」が、革の状態にに現れていました。

  1. 接触部分の摩耗と劣化

身体を預ける「座面」と「背もたれ」のクッション部分は、日々の摩擦と荷重により、革の表面が擦れ、一部にはひび割れや剥がれが生じていました。

向かって左側の背凭れの上側は特に革の剥がれがあり、よくその場所に座っていたことが伺えます。

  1. 本体フレーム

一方でフレーム部分はとても重量があり頑丈で、運ぶのは少し大変ですが壊れてしまうような影はありませんでした。

  1. 「部分張り替え」

全部の革を張り替えるに比べて、部分張り替えのメリットは張り替えのコストを抑えられる事です。

「まだ使える素材は使う」というサステナブルな選択でもあります。

反面、既存の同じ革を入手する事は難しく、入手できたとしても張り替えない部分には使用感が多少なりともあるので、その差異をどれだけ少なくするかという事がポイントになってきます。

  1. 革の選び

シボ感と艶感

既存の肘掛けや本体部分の革を確認し、シボの大きさや艶感など、それに近い革を、サンプルから探し出し新しく張り替える革を選定します。

色味の微調整

「黒」や「ダークブラウン」といった定番色であっても、経年変化した革の色は新品当初に比べて多少の経年変化も起こしているので、丁度いい色合いの違和感がないトーンの革を選びます。

色に関しては、サンプルの中から選ぶことが出来なければ、カラーオーダーにて新しく革を製作する事も可能です。

4.張り替え後

全ての工程を経て、ロルフベンツの張り替えが済み、一度バラしたパーツを再度組み上げていきます。

張り替えた部分と張り替えなかったパーツの差異はかなり抑えられたかと思います。

見た目の違和感が出てしまうと、革が奇麗でチグハグ感が出てしまうので、やはりその部分は作業を進める上で気を付けたいところです。

  1. まとめ

今回のは6500の張り替え事例でしたが、ブランドソファに限らずソファの革や合皮や布はいつかは痛みが来てしまうものです。

その際に全体を張り替えて、ソファのイメージを変えてあげたり、部分的に張り替えて傷んだところを直してあげたりと、シチュエーションやお客様の考え方によって選択してあげると良いかと思います。

  • 座面がヘタって腰が痛くなる
  • 革が破れてしまったが、買い換えるかどうか迷っている
  • 座面や肘掛の生地だけが傷んでしまっている

そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度「部分張り替え」という選択肢もご検討ください。

【今回の施工データ】

  • ブランド: ROLF BENZ(ロルフベンツ)
  • モデル: Model 6500(3人掛けソファ / 可動式バックレスト)
  • 施工内容:
    • 部分張り替え: 座面クッション、背もたれクッションのみ(本革)
    • 既存利用: 肘掛け、本体フレーム、背面
    • 内部補修: 座面・背面のウレタンフォームの補強
  • 使用素材: 本革

【お見積もり・ご相談について】 ロルフベンツをはじめ、カッシーナ、B&B Italiaなどの海外ブランド家具の修理実績が豊富にございます。

部分張り替えが可能かどうかは、現在の革の状態やデザインによります。

まずはLINEやメールでお写真をお送りください。 スタッフがソファの画像を拝見し、最適な修理プランをご提案いたします。

 

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