2025.10.07
ストレスレスチェア張り替え修理|エコーネス・レノをシュリンクレザーで再生
修理内容
- メーカー名
-
EKORNES/エコーネス
- メーカ紹介
-
柔らかいウレタンを詰めたオーバーパッドと高さ調節可能なネックサポートが付属したストレスレス®レノは歴代ベストセラーのひとつで、優れたリクライニングチェアのシンボルとなりました。丁寧につくられた家具は、座り心地がよく丈夫で、年を追うごとに素晴らしいストレスレス®な体験をもたらします。
- モデル名
- レノ
- 種類
- リクライニングチェア
- 施工方法
- 生地の張り替え
- 修理工賃
- ¥150000〜¥200000
- お預かり期間
- 4週間
- 配送方法
- 家財宅急便
- 依頼地域
- 大阪市
- 修理内容
-
ストレスレスチェアの張り替え修理をご検討の方へ。
今回は、ノルウェーの高級家具ブランド「エコーネス(Ekornes)」の人気モデル「レノ(Reno)」を、シュリンクレザーで張り替え修理した事例をご紹介します。本革の劣化や破れが気になりながらも、「愛着があるから手放せない」「もう一度きれいに使いたい」などお考えの方にとって、今回の修理内容が参考になって頂けると幸いです。
■ 張り替え前の状態|数十年使用したエコーネスのストレスレスチェア
今回のご依頼品は、長年にわたり使い込まれたストレスレスチェア「エコーネス・レノ」
お客様は数十年愛用されており、その座り心地とデザインを大変気に入っておられましたが、経年劣化により以下のような状態になっていました:- 背もたれ中央部の本革が破れ、内部のクッションが露出
- 肘掛け部分の革が擦れて裂け、下地のスポンジが見えている
- 座面およびスツールの革が乾燥し、塗装膜が剥がれて粉を吹いたような質感
- クッションのへたりにより、クッション性が低下
このように、全体的な劣化が進んでいて、張り替えて直るのであれば直したいというご希望でした。
■ 施工内容|本体とスツールの張り替え+クッション修理
今回の施工では、本体・スツールのフル張り替えと、内部クッションの修理を実施しました。
- 分解と古い革の取り外し
まずは椅子全体を肘掛、背凭れ、座面と各パーツに分解し、古い革を取り外していきます。
取り外した革や本体を参考に採寸などを行い、新しく張り替える革の為の参考にし
型取りも進めて行きます。
- 新しい張り替え素材:シュリンクレザー
今回張替えにお客様が選ばれたのはシボのある本革です。
上質な天然本革に独自のシボ加工を施した素材で、柔らかく、キズが目立ちにくいのが特長です。今回は明るめのベージュトーンを選んで、元の革の高級感や重厚感を保ちながらも、落ち着いた明るい印象になりました。
- クッションの修理・補強
長年の使用で潰れたクッション部分には新しいクッション材を加えたりとしながら修理しました。
スツール部分に付いては、交換で対応しました。
- 縫製・張り込み
裁断した革をミシンで縫製していきます。
それが終わると再度クッションに被せたり、張り込んでいき仕上げていきます。
- 組み立て・最終調整
最後に一度分解したパーツを再度組み立てし、リクライニング機構の動作を確認。
■ 張り替え後の仕上がり|
張り替え後のエコーネス・レノは、張り替え前に比べるとかなり奇麗になりました。
今回は張り替え前に比べて、色も明るめのベージュ系になったので張替え前に比べるとかなり明るい印象になったのでは無いかと思います。
色が与える印象は皆様もご存知かと思います。
ソファや椅子はお部屋の中でも目立つ家具の一つなので、選ぶ色によってお部屋の印象もかなり変わるかと思います。
■ ストレスレスチェア
今回修理のお手伝いをさせて頂いたエコーネスのストレスレスチェアも、革やクッションの修理によって、廃棄しようか迷うような状態であっても新しく蘇らせることが可能です。
張り替え修理によって“自分だけの椅子”を再生することで、また違った良さが生まれるのでは無いでしょうか。
また、環境への配慮という観点からも、廃棄を減らして再利用するサステナブルな選択の一つです。■ まとめ|エコーネス・レノの張り替えで再び快適な時間を
今回の施工内容をまとめると:
- 【ブランド】エコーネス(EKORNES)
- 【モデル】レノ(Reno)
- 【使用生地】シュリンクレザー(本革)
- 【施工内容】本体+スツールの張り替え、クッション補修
張り替える事で、座り心地も見た目も大きく改善されました。一度張り替えることでさらにまた長く使い続けることができます。
