2025.02.12
ドレクセルヘリテイジ:ダイニングチェアのラタンと座面カバーの張り替え
修理内容
- メーカー名
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DREXEL HERITAGE/ドレクセル・ヘリテイジ
- メーカ紹介
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ドレクセル ヘリテイジ/DREXEL HERITAGEは、アメリカ最高峰の高級家具メーカー。
ノースカロライナに1903年に設立されたドレクセルファニチャー/DREXEL Furniture.Coが総張椅子メーカーのヘリテイジ/HERITAGEを1953年に吸収して誕生しました。
1968年よりドレクセル社の指導の下、日本国内でも製造が開始され、現在はメイドインジャパンのドレクセル家具はアメリカ製を超える品質といわれるほどになっています。
- 種類
- ダイニングチェア
- 施工方法
- 生地の張り替え
- 修理内容
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ドレクセルヘリテイジのダイニングチェア張り替えで蘇る美しさと快適さ
長年使ってきたダイニングチェアは、座面の生地が傷んだり、クッションがへたったりすることがあります。
しかし、愛着のある椅子は捨てるのではなく「張り替え」によって新しく生まれ変わらせることができます。
今回は、実際に行ったドレクセルヘリテイジのダイニングチェアの張り替え事例をご紹介します。
張り替え前の状態
今回の椅子は、高級家具ブランド「ドレクセルヘリテイジ」のクラシカルなデザインが特徴的なダイニングチェア。
背もたれの部分は籐(ラタン)張りで、座面にはストライプ柄の生地が使われていました。
しかし、長年の使用によって座面の生地は色あせ、摩耗が進み、クッションもへたりが目立つ状態でした。また、背もたれの籐も破れが発生しており、全体的に劣化が見られました。
使用した生地「トリロジー T-9632」
今回の張り替えでは、シンコールの「トリロジー T-9632」を選んで頂きました。
この生地は、和・洋・中どのスタイルにも馴染むクラシカルな雰囲気を持ち、上品な印象もあります。
座面の張り替え作業
- 古い生地の取り外し まず、座面の生地を慎重に取り外します。経年劣化による傷みがあり、ステープルの錆びつきも見られましたが、丁寧に除去しました。
- クッションの補修 座面のウレタンフォームは長年の使用によりへたりが目立っていました。そのため、新しいウレタンフォームを追加して、座り心地を向上させました。
- 新しい生地の張り込み 生地を張り込みます。クラシカルな柄を活かし、丁寧に張り込みしました。
- 仕上げと確認 ステープルでしっかり固定した後、最終的な仕上がりをチェック。シワやたるみがないかを確認し、完成となります。
背もたれの籐(ラタン)張り替え
背もたれの籐は、破れがあったため、新しい籐に張り替えを行いました。
- 古い籐の取り外し 背もたれのフレームから、劣化した籐を慎重に取り除きます。この作業には時間と注意が必要ですがフレームを傷つけないように進めました。
- 新しい籐の取り付け 籐を張り込むために籐の下ごしらえをし、張り込んで周りの芯も取り付けていきます。
- 仕上げと塗装 フレームとの一体感を出すために、ラタンにも塗装を施し、ナチュラルな風合いに仕上げました。
張り替え後の仕上がり
座面の生地を新しくし、クッションの弾力を取り戻したことで、快適な座り心地になりました。また、背もたれの籐も新しくなり、見た目も奇麗に戻りましたね。
ダイニングチェアの張り替えで得られるメリット
- コストパフォーマンスが良い 新しい椅子を購入するよりも、張り替えを行うことで費用を抑えつつ、お気に入りの椅子を長く使えます。
- 環境に優しい 廃棄せずに再利用することで、環境負荷を軽減できます。
- オリジナルデザインが楽しめる 生地やデザインを選ぶことで、オリジナリティのある仕上がりにできます。
まとめ
今回の張り替えでは、シンコールの「トリロジー T-9632」を使用し、座面と背もたれの籐を新しくしました。ドレクセルヘリテイジのクラシカルな雰囲気も残り、新しいデザインの生地に張り替えたことで新鮮です!
椅子やソファーの張り替えを検討されている方は、ぜひご相談ください。大切な椅子を、新しく生まれ変わらせるお手伝いをさせて頂けたらと思います。
- お客様の声
- 丁寧に奇麗に仕上げていただいてありがとう御座います。部屋が明るくなりました。