2024.11.07
himolla ヒモラ ゼロストレス リクライニングレザーチェア 革の張り替え修理
修理内容
- メーカー名
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himolla/ヒモラ
- メーカ紹介
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1948年創業のドイツのタウフキルヒェンの歴史あるソファブランド「ヒモラ」。
ヒモラの特徴は快適さを追求することにより生まれた特許を持つ成形ウレタン「スーパーラスティック」を使用します。その耐久テストでは人間の体重を想定した75kgのおもりで8万回の荷重をかける耐久性の試験を行っております。
張り地には革本来のなめらかさを保つ「ロングライフ革」や汚れ(水分)をはじいて汚れがつきにくい特殊加工を施した「Q2」などのこだわった素材を使っています。
- モデル名
- ゼロストレス
- 種類
- リクライニングチェア
- 施工方法
- 生地の張り替え
- 修理工賃
- ¥120000〜¥150000
- お預かり期間
- 3週間
- 配送方法
- 自社便
- 依頼地域
- 神奈川県鎌倉市
- 修理内容
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ドイツのヒモラ、パーソナルリクライニングチェアをお預かりさせて頂き、張り替え修理をさせて頂きました。
長年の使用で、肘掛など革の表面にひび割れや擦れ傷が多くなってきてしまい、クッションのヘタリも出てきたので今回は張り替え修理のご相談を頂きました。
ソファメーカーのヒモラの特徴の一つとして、内部のウレタンクッションは自社製造のモールドウレタンを使用しているようで、このメーカーの大きな特徴の一つの様です。
モールドウレタンは既に方が出来上がっている金型にウレタンの液体を流し込んで、発泡と成型をさせる事で出来上がるウレタンフォームです。
密度が高く耐久性にも優れているのが特徴で、型崩れもしにくいかと思います。
しかし、交換となると製造メーカーではないので、その基となる金型を持ち合わせていません。
作り直すとなると、金型から創り出す必要があります。
それが出来るか出来ないかと言えば出来ますが、金型から作り、同じモールドウレタンを再現するとなると費用的には修理としては現実的では無いと思います。
メーカーが新品の椅子やソファーを作る時は何台、何脚も同じ製品を作る為同じ金型から幾つものウレタンを複製しますが、1脚の椅子の為に1個の金型を作り、1つのモールドウレタンを作るとなると。。。
お分かりだと思いますが、掛かる費用が現実的ではありません。
その為モールドウレタンが使われている椅子やソファーの場合には、ウレタンの修正や補充にて修理をするケースが殆どです。
革の方は少しシボのあるシュリンクレザーで張り替えしました。
色は張り替え前と同様にベージュ系のものです。
本革にはシボのあるシュリンクレザー、ナチュラルシュリンク、シボの殆どないスムースレザーと大きく分けるとこの様な表面の加工デザインがありますが、シュリンクとは型押しをしてシボを再現した革表面に細かな凹凸のある革になります。
このシュリンクやシボとは革の表面を収縮させたり、版を押したりして革表面に凹凸の深さや大きさの異なる表情を作り出し、革それぞれに見え方の特徴を作ります。
スムースレザーとは表面が平でツルっとしたものにしあげてあり、シボの殆どないものを指しますが、スムースやシュリンクレザーなど、椅子やソファーのカバーを張り替える時の革選びには、好みや空間に合うデザインなどによって選んでみるのも楽しみの一つになるかと思います。
この度はご依頼いただきまして、誠に有難う御座いました。
- お客様の声
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新品と同じように奇麗にして頂き、嬉しいです。
対応もとても親切でした。