B＆Bイタリアのカウチソファーの張り替え事例になります。

ジョージというモデルになります。

ソファーは２体あり、その２体のソファーを合わせるとカウチソファーとして使うことの出来るデザインです。

長く使っていたことで、生地に黄ばみや汚れが出来てしまったので、張り替え修理のご相談を頂きました。

選んで頂いた生地は、張り替え前と同じ系統のクリーム色の生地になります。

サンゲツのルールという生地を選んでもらいました。

メーカーから出ている生地は数年に一回商品の入れ替えがありますが、この「ルール」は前回の生地カタログから継続された人気の商品になります。

無地のシンプルなテキストのこの生地は椅子やソファーのデザインを選ばず、汎用性の高い生地だと思います。

撥水加工も施されていて、ちょっとした飲みこぼしなどからも生地を守ってくれます。

布の生地はカラーバリエーションや柄の種類も豊富で、デザインを楽しむことが出来るので人気の高い素材の一つですが、その反面汚れた時にどうしたらいいのか？

直ぐに汚れてしまわないか？

などの不安をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。

そういった時には全ての汚れから完璧に防御とはいきませんが、撥水加工が施してあることで、吸水性の高い布の素材を水分から守ってくれます。

小さなお子様のいるご家庭などにも活躍しそうです。

偶に問い合わせをいただくので、ご説明させて頂きますが、撥水加工と防水は違うもので、防水は水を完全に通さずに水分も全く通さないので蒸れが生じます。カッパや傘などを想像いただけると分かりやすいでしょうか。

比べて撥水加工はあまり強すぎる水圧が掛かると中に水がしみてしまうような加工になりますが、ちょっとした水圧であれば水を弾いでくれて、また通気性もある程度確保さているので、防水の様に蒸れません。

ですので、椅子張り用の生地には防水加工という生地は今のところなく、撥水加工というものになります。

また、このルールという生地は、ウォッシャブル対応の生地なのでカバーリングのマジックテープなどで簡易的に椅子やソファーから生地をご自分で外せるような仕様の場合は、洗濯機でガンガンというわけでは無いですが、手洗いなどのソフトな洗い方であれば生地を選択してもらう事も可能です。

汚れには優しい機能が付いています。

お持ちのソファーや椅子を張り替える際には、合皮や布の場合は幾つかの機能性がある生地があります。

ペットのいらっしゃるご家庭であれば、引っ掻きに強い生地、また汚れや薬剤に強い生地などなど。

ご自身の環境に合わせて、生地のデザインの他に、この様な機能性にも注目してみては如何でしょうか。