2024.09.12
キルティングの本革ソファー オーダーレザーで張り替え修理
修理内容
- 種類
- ソファ
- 施工方法
- 生地の張り替え
- 修理工賃
- ¥250000〜¥300000
- お預かり期間
- 6週間
- 配送方法
- 自社便
- 依頼地域
- 東京都世田谷区
- 修理内容
-
本革素材のキルティングソファーの張り替え事例になります。
ソファー全体にキルティングの加工がされていてワッフルの様な可愛らしいソファーです。
長年愛用されているソファーで、購入した当時はクッションにももっと張りがあり、革のコンディションも良かったので、是非状態を戻して欲しいというご相談を頂きました。
以前も声を掛けて頂いたオーナー様で、今回もお声掛け頂き大変ありがとうございます。
希望としては革の色に拘りがあり、何度かサンプルを確認して頂きましたが希望の色が見つからずにいました。
その為、オーダーにて革の染色塗装をさせていただき、サンプルには無い色をつくり張替えをさせて頂く事になりました。
お値段はその分上がってしまいますが、既存の色とほぼ遜色なく色が仕上がり、こちらとしても喜んで頂き嬉しい限りで御座いました。
作業の方はソファー全体にキルティング加工がしてある為、なかかな手間の掛かる作業ではありますが当初のご希望でもあった、クッションのヘタリも大きかったため、全体的にふっくらとした雰囲気を取り戻す事が出来たと思います。
本革の椅子やソファーを張り替える際にはサンプルブックの幾つかある商品の中から色やシボの感じなどを選んで頂くのですが、大きく分けて2種類の色付け方法があります。
1つは表面が顔料で塗装されているもです。
もう一つは染料で色付けされているもの、もしくは染料と顔料の中間のような仕上げがされているものがあります。
顔料のみで塗装されているものは、表面のコーティングが染料のものよりも強く、傷や退色に強いのが特徴です。
殆どはウレタンの顔料が使用されていて、紫外線などでの退色にも強く、多くのソファーや椅子に使わてれいる革は顔料塗装の物が多いのかなと思います。
その代わり、染料での仕上げの物に比べて革本来の表情が見えにくく、シボの無いスムースレザーになると革の表面がのっぺりとした印象を受けるものもあるかと思います。
それに反して、染料仕上げの革は本来の革の経年変化を楽しんでいただけるものが多く、革らしい革を使いたいという場合はこちらの革になるかと思います。
その分表面のコーティングも顔料仕上げの革に比べて薄いので、傷が付き易かったり、水染みになり易かったり、油を吸収しやすかったりとするの汚れや傷などには強くないケースがあります。
どちらを取るかは椅子やソファーを使用する環境や好みによるかと思いますが、ご自身にとって最適な革を選んで楽しんでいただけたらと思います。
- お客様の声
- 理想の形で直していただき、ありがとうございました。