2024.05.15
カッシーナイクスシ―/Cassina ixc キャブ412アームレスチェア 革の修理とカラーチェンジ
修理内容
- メーカー名
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Cassina/カッシーナ
- メーカ紹介
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17 世紀、イタリアに誕生したカッシーナ社は、家具業界において数少ないリーディングブランドとして世界中に知られています。完成度の高さとデザインの美しさは他の追随を許さず、数多くの製品がニューヨーク近代美術館の永久所蔵品になっています。
- モデル名
- キャブ412アームレスチェア
- 種類
- パーソナルチェア
- 施工方法
- 本革のクリーニングや塗装
- 修理工賃
- ¥30000〜¥60000
- お預かり期間
- 3週間
- 配送方法
- 自社便
- 依頼地域
- 東京都港区
- 修理内容
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カッシーナのキャブ412アームレスチェアになります。
ご相談内容は、修理前はオフホワイトの色だったキャブチェアですが、修理を機に色を黒もしくはグレーなど現状よりも濃い色に色を変えたいという事でした。
椅子やソファーの張り替えもそうですが、生地の色が白系の方はダーク系の色へ変えたいという希望をされる方も多くいらっしゃいます。
白系の色はダーク系の色に比べて汚れやシミなどが目立ちやすいというデメリットがある為でしょうか。
色を変える事で椅子やソファーの雰囲気も変わるので、気分的にもフレッシュな気持ちになりますね。そして、修理や張り替え前とは椅子やソファーがあるお部屋の雰囲気やイメージも変わるかと思います。
今回お預かりさせて頂いたキャブチェアは全体的に小傷や汚れがあり、コバ(椅子の周りの小口部分)も塗料が剥がれて革の貼り合わせ部分が目立ってきてしまっていました。
まずは全体的に革に溜まった余分な油分や汚れを落とし、その後に革の表面の塗装部分に研磨を掛け、調色した色で塗装を進めて行きました。
仕上げる色は今回はグレーになりましたが、基本的にはどの色でも塗装をすることは出来ますが、今の色に比べて濃い色であることが理想です。
お客様の方でご希望の色があれば、その色見本を基に塗装をすることも可能で、色見本が無ければ弊社のカラーパレットからお選び頂いても構いません。
キャブチェアの劣化症状やその施工事例をまとめた記事があるので、ご自身でお持ちのキャブチェアがどの様に修理出来るのかなどこちらの記事を参考にして頂けたらと思います。
大きく革が破れてしまったり、革のヒビ割れが酷くなってしまった場合などは張り替えでの対応になってしまいますが、傷やシミ汚れなど、または塗装の剥がれなどの場合は塗装メンテナンスでの対応も可能なケースがあるので、お持ちのキャブチェアが劣化してしまった場合には一度修理も検討してみてはいかがでしょうか。
- お客様の声
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奇麗なグレーに色変わりして、嬉しいです。
ありがとうございました。