2024.03.19

浜本工芸のラタンチェア レザーで座面の張り替えと木部の破損修理

BEFORE

AFTER

修理内容

メーカー名

浜本工芸

WEBサイト→

メーカ紹介

創業開始より、「一生涯をとおして愛着を持って使い続けていただけるものづくり」を目指し続けている浜本工芸。
家具は生活の中で毎日触れるものだからこそ、安心してお使いいただけるよう、さまざまなこだわりが息づいています。
耐久性が高く使い込むほどに味わいが増す最適な「素材」、創業当時から変わらない「国内生産」へのこだわり、ライフスタイルの変化に合わせて買い替え・買い足ししやすい「ベーシックデザイン」、プロ意識を持ち日々技術の向上に努める職人たちの「技」、JIS規格以上の高レベルな耐久性を追求した「安心・安全」へのこだわり。使い手の立場に立ち、一つひとつに思いを込めて家具をつくり続けているブランドです。

モデル名
不明
種類
ダイニングチェア
施工方法
木部塗装と修理生地の張り替え
木の種類
無垢材
修理工賃
¥10000〜¥30000
お預かり期間
4週間
配送方法
自社便
依頼地域
千葉県印西市
修理内容
浜本工芸の籐の椅子をお預かりさせて頂きました。

座面の生地の張り替え修理と、肘掛の木部が破損してしまっていたので、そのアーム部分を修理させて頂きました。

座面に張られていた生地は、張り替え前は天然皮革の張地でしたが、今回の張り替えを機に合皮に変えたいというご希望があり、合皮生地に変更して張り替え修理をさせて頂きました。

フェイクレザーのメリットとしては、合皮の種類にもよりますが吸水性も低いので仮に飲みこぼしなどがあった場合でもサッと拭き上げる事が出来たり、汚れが付いてしまった場合でも水拭きなどが可能です。

合皮はPU素材のものやPVC素材のものがあり、PU素材はポリウレタン樹脂、PVC素材は塩化ビニール樹脂が表面に塗布されていますが、その樹脂の違いによってそれぞれ特徴があり表面の質感も変わってきます。

PVCは表面が比較的硬くツルっとした感じになり、PU素材はPVCに比べて柔らかく、より天然皮革の質感に近い素材ですがPVCに比べて高価な場合が多いのが特徴です。
ですので価格帯重視で合皮を選ぶ場合はPVC素材になる事が殆どです。

しかしながらPVCにも良いところがあります。
まず一つは加工がPU素材に比べて容易なので、デザインが豊富という特徴があるのでシーンに合わせて生地のデザインを選びやすいというメリットがあります。

そしてメンテナンスに関しても、全てのPVC素材に当てはまるものではありませんが、中性洗剤と水を混ぜた液体で拭き上げが出来るので、メンテナンスの容易さもあります。
そして価格が安価なものも多いので、価格重視という場合はPVC素材の合皮からチョイスするのも一つの手かと思います。

今回選んでいただいた、シンコールのバリケードという生地は、抗ウイルス、難燃、耐アルコールや耐移行などの機能性が充実した生地になります。

衣類からの染料などの色移りがしづらかったり、耐アルコールや抗ウイルス機能なのがあったりと病院などの施設でも活躍してくれそうな生地です。

張り替えの方は今まで少しダーク系の色の革が張られていましたが、色も黄色に変わりクッションにも張りが戻り印象が明るくなりました。
お客様の声
肘もきれいに直り 座面の色も明るくなりこれからまた大切に使いたいと思います。
ありがとうございました。

使用した生地情報

合皮

バリケード L-8133 ¥5800/m

品名
バリケード
品番
L-8133
カタログ
https://sincol-group.jp/digitalcatalog/leather2021/#page76
国名
日本
カラー
イエロー
素材
PVC
無地
生地幅
122㎝
価格帯
~6000円/m以下
価格
¥5800/m
機能性
耐アルコール 耐移行 抗ウィルス 抗菌 難燃
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