2024.03.09

飛騨家具 / 日進木工のダイニングテーブル 天板の剥離塗装修理

BEFORE

AFTER

修理内容

メーカー名

飛騨木工

WEBサイト→

メーカ紹介

飛騨高山の曲げ木から始まった日本を代表するキツツキマークがトレードマークの家具メーカー「飛騨産業」。
1920年に設立してから100年の歴史を持ち、高い技術と豊富な森林資源によりこれまでに数々の人気商品を生み出してきました。
今日も斬新的でありながら温かみのある家具を生み出し続けています。

種類
テーブル
施工方法
木部塗装と修理
木の種類
無垢材
修理工賃
¥150000〜¥200000
お預かり期間
5週間
配送方法
自社便
依頼地域
東京都国立市
修理内容
日進木工のダイニングテーブルをお預かりさせて頂きました。

今回はダイニングテーブルの天板部分の表面が経年と共に劣化してきてしまって、塗装やコーティングも剥げてきてしまっているという事でご相談いただきました。

椅子やソファーやテーブルなどの脚物家具は日々人肌に触れたり物を置いたりなどするので、経年劣化は仕方のないことですが、木部が傷んでしまった時も表面の剥離塗装修理で再生する事が可能なので、今回の修理事例を参考にご自宅などの傷んでしまったテーブルや椅子などの木部修理も廃棄前に選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

お預かりさせていただいたテーブルは創業70年以上の日進木工のダイニングテーブルですが、使われている木は無垢の木なのでしっかりと研磨を掛けていける材料です。

突板と言って、パーティクルボードなどの表面に薄い木のシートを張っているテーブルや木工製品もあるのですが、そういった製品の場合は表面に張っているシート部分しか削ることが出来ない為、傷などがあっても仕上げに限界があります。
シート部分の厚み数ミリしか研磨を掛ける事が出来ない為、それ以上の深さの傷や凹みやシミなどがあった場合はそれらの劣化を修正する事が難しくなるのです。

その反面、無垢の材料を使っている一枚板のテーブルや椅子の木部の場合は、突板に比べ深く研磨を掛けられるので比較的仕上がりのクォリティーを求めやすくなります。
ただし、深すぎるシミなどはどこまで深く削っても修正出来ない場合もあります。

作業としては大変なもので、修理という特性上なかなか機械化するのは難しい作業ですが、この表面を研磨する作業は剥離塗装をする上でとても大切な作業なので手を抜く事はできません。

テーブルの脚の部分は今回塗装しないので、研磨後は脚の部分に色味を出来るだけ合わせて仕上がりに違和感が出来るだけ出ないように色を整え塗装を重ねていきます。
一度に一気に塗装をして完成という訳ではないので、少しづつ色味を調整しながら重ねて塗装をしていきます。

そして最後は今回はウレタンで艶出しとコーティングをかけていきますが、艶の加減で印象も変わってくるためテーブル全体の雰囲気にも合わせて艶加減を決めて作業を進めて行きます。

椅子やソファーの張り替えや今回の様な木部の修理に関しても、家の中の家具が新しく蘇ると、部屋の雰囲気も明るくなります。

椅子やソファーやテーブルなどの張り替えや修理など、ご検討の際には一度ご相談ください。

お客様の声
思っていた以上のすばらしい仕上がりに感激しました。職人様の技術にびっくりです。ありがとうございます。
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