ドイツのコア/COR　サーコ/CIRCO ラウンジチェア本革の椅子カバー張り替え修理

BEFORE

AFTER

修理内容

メーカー名

COR

WEBサイト→

メーカ紹介: COR Sitzmöbel Helmut Lübke GmbH & Co. KGは、1954年ドイツヴェストファーレンレーダ・ヴィーデンブリュックにて、実業家レオ・リュプケとその息子ヘルムート、
そしてヴェストファーレンの名家、ベントハイム・テクレンブルグ家のアドルフ侯によって創業されたソファメーカーです。
ベントハイム・テクレンブルグ家の紋章に刻まれた３つのCOR、そして創業者３人のCORを込めてとの思いよりCOR（コア）と命名されました。
ラテン語源のCORとは、ハート・心を意味します。

モデル名: CIRCO ラウンジチェア W73 (サーコラウンジチェア )

種類: パーソナルチェア

施工方法: 生地の張り替え

修理工賃: ¥10000〜¥30000

お預かり期間: 4週間

配送方法: 自社便

依頼地域: 東京都江東区

修理内容: ドイツのCOR（コア）のラウンジチェアをお預かりさせて頂きました。

コアはドイツの高級ソファーメーカーで椅子やソファーに高い定評があります。

今回お預かりさせて頂いたのは、Peter Maly (ピーター・マリー)デザインのCIRCO (サーコ　ラウンジチェア)になります。

ラウンド形状の座面にはレザーカバーが張られていて、そのレザーカバーもかなり使い古してきてしまったので、張り替え修理のご相談を頂きました。

こちらの椅子はマンションのラウンジで使われている椅子なので、不特定多数の方が使われ生地の劣化も通常の家庭で使われるに比べて早いのかもしれませんね。

今回選んで頂いた生地は、張り替え前と同様に本革をチョイス頂きました。
ニュースムースのこげ茶色の革を選んで頂きました。
ニュースムースは動物の皮膚のシワ感がナチュラルに表現されている自然な表情の顔料仕上げの革になります。

顔料で仕上がっている革の特徴としては、染料やオイルレザーなどに比べて変色や退色などがしにくい点があります。

また、それらの革に比べて経年変化を楽しむという面では劣りますが、表面に傷が付きにくく色も比較的均一に仕上がる為、財布や靴などの小物にも多く使われる類の革になります。

革の表面に吸水性があまりない為、オイルなども染み込みずらくメンテナンスに関しましては基本的には乾拭きを行うようになりますが、革の表面にテカリなどが欲しいという場合は軽くメンテナンスオイルなどを塗布してあげてもよいかと思いますが、オイルレザーやタンニン鞣しの革に塗布するメンテナンスオイルのそれとは少し違ってくると思います。

ですので、椅子やソファー以外でも革を選ぶ際には革の特徴を知っているとより革を楽しんでいただけるのかなと思います。

本革で張り替えるもう一つのメリットとしては、やはり重厚感やラグジュアリー感を求めるのであれば本革はうってつけかと思いますので、今回の様なマンションのラウンジなどに設置される椅子やソファーなどの場合は、環境にとてもマッチしているのかと思います。

張り替え前と同じ様にブラウン系のレザーで張り替えをしたので、椅子全体の雰囲気も大きく変えることなく張り替えが出来たのかと思います。