2024.01.21
アルフレックスLUCA/ルカ ファブリックチェア 座面の張り替え修理
修理内容
- メーカー名
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arflex/アルフレックス
- メーカ紹介
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イタリアでモダンファニチャーの思想と心地よい暮らしの在り方を学んだ創業者が、帰国後1969年に国内での展開を始めた家具ブランド。普遍的な価値に時代ごとの感性を取り入れながら、日本オリジナルの製品をつくり続けています。
- モデル名
- LUCA / ルカ
- 種類
- ダイニングチェア
- 施工方法
- バネやクッションの修理生地の張り替え
- 木の種類
- プライウッド
- 修理工賃
- ¥10000〜¥30000
- お預かり期間
- 3週間
- 配送方法
- 家財宅急便
- 依頼地域
- 神奈川県逗子市
- 修理内容
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アルフレックスのルカという椅子をお預かりしました。
背もたれは編み込みされた特徴的なプライウッドでアルフレックスらしい洗練されたデザインの椅子ですよね。
今回は、座面の生地の汚れなどがとても目立ってきたので座面の生地の張り替え修理をご依頼いただきました。
アームレスの椅子はテーブルの中にスッと納まり、アーム付きの椅子に比べてコンパクトなのでスッキリとした印象で使い勝手も良いのかと思います。
逗子市からのご依頼という事で、少し弊社との距離があり自社便にてお伺いする事も可能だったのですが、ヤマト運輸の家財宅急便にてお送りいただいた方が配送費が節約できたので、家財宅急便にてお送りいただく形になりました。
お預かりさせて頂いたのは合わせて2脚で、サンゲツのシナトラという生地で張り替え、座面のクッションも修正させて頂きました。
既に廃番になってしまった生地ですが、バックコーティングが施されています。
バックコーティング加工とは、その名の通り、生地の裏側に施されるコーティングで生地の強度(主には引張強度)を強める為に、生地の裏面にアクリル樹脂系のバックコーティング剤を付与する加工の事です。
また、生地の型崩れを防ぐなどの効果もあります。バックコーティング剤は透明なので、現品を見る限りでは加工がされているかどうかは判りにくい場合が殆どです。
張り替え前は生地のシミ跡がかなりあり、椅子全体の印象もくすんで暗い印象を受けましたが、生地が新しくなるだけでかなり印象に違いが出ました。
古くなってしまったと思う椅子やソファーも座面や背凭れなどの生地を張り替えたり、中のクッションを直してあげたりとするだけで、印象がガラッと変わります。
椅子やソファーやテーブルなどの家具は、部屋の中でも良く使い存在感のある家具です。
きれいな状態になると、お部屋全体の印象もとても変わると思いますので、廃棄や買い替えを考える前に気に入っているソファーや椅子の張り替えも選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
張り替えに伴って生地の色や素材を変える事で、また一つ違った印象や機能が出てくると思いますので、革から布へ、合皮から本革へなど張り替えを楽しんでみてはいかがでしょうか。
使用した生地情報
布
シナトラ T-7560 ¥4400/m