本革のソファや椅子は、長く使えば使うほど味が出る。そんな魅力があるからこそ、「傷んできたけど捨てたくない」「できればもう一度きれいにして使い続けたい」と思う方が多いのではないでしょうか。
一方で、「本革の張り替えって費用が高そう」「どんな状態になったら張り替えどきなの?」「素材はそのまま本革にすべき?合皮や布に変えてもいいの?」といった疑問もよく聞かれます。
このガイドでは、本革ソファ・椅子の張り替えについて、劣化のサインから費用相場、生地の選び方、実際の施工事例まで、チェアーズの職人が現場の知識をもとに丁寧に解説します。
お客様
本革のソファが傷んできたんだけど、張り替えってできるの?
スタッフ
もちろんです!他の素材と同様にクッションやフレームの修理に加え、張り替えも何度も出来る素材です。
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1. 本革ソファ・椅子の張り替えを検討すべき劣化サイン
お客様
どんな状態になったら張り替えどきなんでしょう?
スタッフ
いくつかサインがあるので、一緒に確認してみましょう!早めにご相談いただくほど、修理の選択肢が広がりますよ。
本革は経年変化を楽しめる素材ですが、劣化が進みすぎると張り替えでは対応しきれないケースも出てきます。以下のサインが出てきたら、早めに専門業者に相談することをおすすめします。
① 表面のひび割れ・乾燥
革の表面が細かくひび割れてきたら、革内部の油分が失われているサインです。軽度であればクリーニングや補革クリームで回復できる場合もありますが、ひび割れが深い場合は張り替えが必要になります。
② 色落ち・色ムラ
よく触れる肘掛けや座面の色が褪せてきたり、ムラが出てきた場合は表面の顔料や染料が劣化しています。塗装補修で対応できるケースもありますが、広範囲の場合は張り替えの方がきれいに仕上がります。
③ 破れ・めくれ
革が破れたり端からめくれてきた場合は、張り替えのタイミングです。部分的な破れであれば部分張り替えで対応できる場合もあります。
④ 硬化・表面のべたつき
革が全体的に硬くなってきた、あるいは表面がべたついてきた場合は、革の内部劣化が進んでいます。本革の場合、べたつきは合皮と違い加水分解ではなく、皮脂汚れの蓄積や特殊な仕上げ加工の劣化によるものが多いです。
⑤ クッションのヘタリ
革そのものではなくクッション(ウレタン)がヘタってきた場合は、張り替えと同時にクッションの交換・補充も行うことで座り心地を取り戻せます。
2. 張り替えで得られるメリット
本革のソファや椅子を張り替えることには、新品を買い直すのとは違う、張り替えだからこそのメリットがあります。
① 素材を1から自分で選べる
新品購入では決まった素材しか選べませんが、張り替えなら本革・合皮・布の中から好みの素材を自由に選択できます。革であれば仕上げや質感、布であれば色柄まで、豊富な選択肢の中からお気に入りの一枚を選んでいただけます。
② 色・デザインを自分好みに変えられる
インテリアの雰囲気を変えたい、気分転換したい——そんな時も張り替えなら既存のフレームを活かしたまま、まるで別の家具のようにイメージチェンジできます。
③ 使い慣れたサイズ感・座り心地をそのまま維持できる
長年使ってきたソファや椅子には、自分の体に馴染んだサイズ感があります。張り替えであればそれをそのままに、見た目だけを新しくすることができます。
④ 新品購入より費用を抑えられることが多い
本革の高品質なソファを新品で買い直すと数十万〜百万円以上になることも珍しくありません。張り替えであれば同じ本革を使っても費用を抑えられるケースもあります。まずはお見積りだけでも、お気軽にご相談ください。
3. 本革張り替えの費用相場
お客様
本革の張り替えって、やっぱり費用が高いイメージがあって…
スタッフ
素材や形状によって幅がありますが、目安をお伝えしますね。ブランドのソファを新しく買い直すことと比べると、張り替えの方が費用を抑えられるケースも多いですよ。
本革での張り替え費用は、使用する革の種類・品質、ソファや椅子の形状・サイズによって大きく変わります。以下はチェアーズでの参考価格帯です。
| 種類 | 参考価格帯(税別) |
|---|---|
| ダイニングチェア(1脚・座面のみ) | 15,000円〜50,000円 |
| ダイニングチェア(1脚・座面+背もたれ) | 25,000円〜60,000円 |
| 1人掛けソファ・ラウンジチェア | 60,000円〜120,000円 |
| 2人掛けソファ | 100,000円〜300,000円 |
| 3人掛けソファ | 150,000円〜500,000円 |
| カウチまたはコーナーソファセット | 500,000円〜1,000,000円 |
※本革から合皮や布に変更する場合、素材によっては費用を抑えられるケースもあります。詳しくは「本革から素材を変えて張り替える場合のメリット・デメリット」をご覧ください。
4. 本革の種類と選び方
お客様
本革って一種類じゃないんですか?どれも同じに見えて…
スタッフ
実は表面の仕上げ方法によって、耐久性もメンテナンスの仕方も全然違うんです!使う場所や生活スタイルに合わせて選ぶことが大事ですよ。
張り替えに使用する本革には、大きく分けて表面の仕上げ方法による違いがあります。それぞれの特徴を理解した上で選ぶと、使用環境に合った最適な革を選ぶことができます。
顔料仕上げの革
革の表面に顔料(塗料)を乗せて仕上げた革です。表面が保護されているため、傷や水染みに強く、カラーバリエーションも豊富です。ソファや椅子のように摩耗が多い用途に適しています。エイジングや経年変化は少なめで、長く同じ表情を保ちやすいのが特徴です。
メリット
- 傷・変色に強い
- 水染みになりにくい
- カラーバリエーションが豊富
- 日常のお手入れが楽
デメリット
- 革本来の質感は得られにくい
- エイジングが楽しめない
アニリン(染料)仕上げの革
革を染料で染めた革で、革本来の質感や表情が活きています。使い込むほどに味が出るエイジングが楽しめる反面、傷や水染みがつきやすく、日常的なメンテナンスが必要です。クラシカルなデザインのソファや椅子と相性が良いです。
メリット
- 革本来の質感・透明感がある
- 経年変化・エイジングが楽しめる
- 高級感がある
デメリット
- 傷・水染みがつきやすい
- 定期的なメンテナンスが必要
- 退色しやすい
セミアニリン仕上げの革
染料仕上げの上に薄く顔料をコーティングした革です。アニリンレザーの自然な質感と、顔料仕上げの耐久性を両立したバランスの良い選択肢です。
🔍 生活スタイル別・革の選び方
- ペットがいる・小さなお子さんがいる家庭 → 顔料仕上げが扱いやすい
- 革のエイジングを楽しみたい → アニリン仕上げ
- 質感と耐久性のバランスを取りたい → セミアニリン仕上げ
- 費用を抑えたい → 顔料仕上げの国産革
5. チェアーズの本革張り替え事例
実際にチェアーズで行った本革張り替えの事例をご紹介します。ブランドソファから1脚のダイニングチェアまで、幅広いご依頼に対応しています。
事例1|ROLF BENZ(ロルフベンツ)6500 ソファ 本革張り替え・カラーチェンジ
ロルフベンツの人気モデル6500ソファの本革が劣化した状態から、色も変えて本革で全体張り替え。ブランドソファを素材・品質そのままに、新たな印象でリフレッシュした事例です。
事例2|himolla(ヒモラ)ソファ 座面の本革張り替え修理
ドイツブランド・ヒモラのソファ座面が劣化・へたりを起こした状態を、本革で部分張り替え。クッション材も合わせて修理し、座り心地を回復した事例です。
事例3|ハイバックチェア 本革でカバーリング仕様に張り替え
スチールフレームの古くなった本革ハイバックチェアを、取り外しやすいカバーリング仕様でスッキリ張り替え。機能性と見た目を両立した仕上がりです。
事例4|cassina(カッシーナ)412キャブチェア 塗装修理・色変え
カッシーナのキャブチェアの本革が色落ち・傷がひどくなった状態を、張り替えではなく塗装補修で対応。色を変えてリフレッシュした事例です。
事例5|布・合皮の椅子2脚を本革に素材変更して張り替え
もともと布と合皮だった海外製の古い椅子2脚を、本革生地に素材変更して張り替え・修理。素材を上げることで耐久性と高級感を両立した事例です。
6. 依頼の流れ
お問い合わせ・お見積り
LINEまたはオンライン相談で写真を送ってお見積り。まずはお気軽にご連絡ください。
生地サンプルの確認
気に入った革のカットサンプルを無料でお送りします。実際に手に取って質感をご確認いただけます。
ご依頼・配送
往復配送で工房へお送りください。公式LINEに登録いただくと配送料無料クーポンもご利用いただけます。
施工
職人が丁寧に張り替え・修理を行います。通常2〜4週間程度です。
納品
完成品をご自宅へお届けします。
7. よくある質問
まとめ
お客様
なんとなく張り替えのイメージが掴めてきました!まず相談してみようかな。
スタッフ
ぜひお気軽に!写真を送るだけでお見積りができますので、まずはLINEからご連絡ください。大切なソファや椅子を一緒に蘇らせましょう。
本革ソファ・椅子の張り替えは、劣化のサインを早めにキャッチして適切なタイミングで依頼することが大切です。使用する革の種類・仕上げによって見た目・耐久性・メンテナンス性が大きく変わるので、生活スタイルや好みに合わせた選択を職人と一緒に考えていきましょう。
チェアーズでは、オンライン相談・LINEでのお見積りで手軽にご相談いただけます。まずはお気軽にお声がけください。