2026.07.17

KEYUCA(ケユカ)ダイニングチェアの座面修理事例|ウェービングベルト・ウレタンクッション交換で沈み込みを解消

BEFORE

AFTER

修理内容

メーカー名

ケユカ

WEBサイト→

メーカ紹介

ショッピングモールや商業施設に実店舗を構え、オンラインショップも展開するケユカは、シンプルでおしゃれなデザインの雑貨や家具を取り揃える話題のお店です。
木のぬくもりを感じられる高品質な家具は、どんなイメージにも合わせやすく長く愛用できる商品ばかりです。

種類
ダイニングチェア
施工方法
バネやクッションの修理
修理工賃
¥30000〜¥60000
お預かり期間
3週間
配送方法
自社便
依頼地域
東京都豊島区
修理内容

今回は、KEYUCA(ケユカ)のダイニングチェア2脚について、座面の凹み修理を行いましたのでご紹介いたします。

細身のダークブラウンの脚と、すっきりとしたハイバックのシルエットが特徴的な椅子で、長年ご使用いただく中で、かなり座面の部分が凹んでしまったとのことでご相談をいただきました。

ご依頼時の症状

まず症状を確認したところ、座面の内部に張られているウェービングベルト(ゴムベルト状の帯で、座面の荷重を面で支えるための部材です)が経年で伸びきってしまい、本来の張力を失っている状態でした。

ウェービングベルトは通常は格子状または、縦もしくは横にはられていますが、伸びてしまうと、上に乗っているウレタンクッションをしっかりと下から支えることができなくなるため、座った際に底つき感や弾力のない沈み込みが出てしまいます。

今回の椅子もまさにこの状態で、座面のウレタンクッション自体もベルトの弛みに引っ張られる形でヘタリが進行していました。

また、背もたれ部分についても同様に、内部のウェービングベルトの弛みとウレタンクッションのヘタリが見られたため、座面・背もたれの両方を修理しました。

修理の工程

①生地を剥がしてフレームを確認

まず椅子に張られている生地を一度すべて丁寧に剥がすところから作業を開始しました。

生地を剥がした状態でフレームを確認し、破損がないかをチェックしています。

②ウェービングベルトの張り替え

座面・背もたれそれぞれのウェービングベルトを新しいものに張り替えます。

ウェービングベルトは適切なテンションを保ちながらフレームにタッカーで留め付け、格子状にしっかりと編み込むことで、面全体で均等に荷重を受け止められるようにしています。

③ウレタンクッションの交換

ベルトの張り替えが完了した後は、座面・背もたれのウレタンクッションもあわせて新しいものに交換しています。

古いウレタンは弾力性が失われて所々破れてしまっている状態で、厚みや硬さを確認し、適切なウレタンで椅子の座り心地が本来の状態に戻るように仕上げました。

④生地の張り直し

ウレタンクッションの交換が完了したところで、最初に剥がしておいた生地を再度張り込み直しています。

生地は特別な傷みが見られなかったため、今回は再利用する形となりました。

張り込みの際は、シワや突っ張りが出ないよう、また元の椅子が持つラインを崩さないよう、仕上げています。

修理後の仕上がり

修理後の椅子は、見た目にもはっきりと変化が感じられる仕上がりとなりました。

修理前は座面が沈み込み、生地にもたるみやくたびれた印象が出てしまっていましたが、ウェービングベルトとウレタンクッションを新しくしたことで、座面・背もたれともにピンと張りのあるパリッとした表情に戻っています。

実際に座ってみても、底つき感がなくなり、体をしっかりと面で受け止めてくれる、本来の座り心地が復活しました。

今回修理を行った2脚は、それぞれアイボリー系とグレージュ系の異なる生地色でお揃いになっているタイプの椅子で、ダイニングテーブルの左右に並べてお使いいただいているとのことでした。2脚とも同じタイミングで座り心地の劣化が進んでいたため、まとめて内部修理を行うことで、見た目の統一感を保ったまま2脚同時に座り心地を回復させることができました。

座面のヘタリが起こる原因について

椅子の座面や背もたれのヘタリ・沈み込みは、生地そのものよりも内部のウェービングベルトやウレタンクッションの劣化が原因であることが多く、生地に大きな傷みがない場合は、今回のように生地を再利用しながら内部構造だけを修理することで、コストを抑えつつ座り心地をしっかりと回復させることが可能です。

見た目には分かりにくい部分ですが、椅子の座り心地を左右する重要な部材ですので、座面の沈み込みやフワつきが気になり始めた際には、生地の張り替えだけでなく、内部のウェービングベルトやウレタンの状態もあわせて点検されることをおすすめいたします。

クッションのヘタリが起こる原因やご自身でできるチェック方法については、クッションのヘタリの原因と解決方法でも詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。

今後長くお使いいただくためのポイント

ソファなどの場合は、体重のかかる座面中央の一点に負担が集中し続けないよう、時々座る位置を変えていただくことや、椅子の上に膝立ちをするなど過度な荷重をかける使い方を避けていただくことが挙げられます。

また、半年から1年に一度程度、座面を軽く手で押してみて沈み込みの戻りが遅くなっていないかを確認していただくと、ウェービングベルトのヘタリを早期に発見しやすくなります。

今回のように内部部材を定期的にメンテナンスすることで、お気に入りの椅子を生地はそのままに長く快適にお使いいただけます。

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