2026.07.10

Cassina ixc カッシーナ イクスシー  マトリクス/ MTRIX テーブル 天板塗装修理

BEFORE

AFTER

修理内容

メーカー名

Cassina/カッシーナ

WEBサイト→

メーカ紹介

17 世紀、イタリアに誕生したカッシーナ社は、家具業界において数少ないリーディングブランドとして世界中に知られています。完成度の高さとデザインの美しさは他の追随を許さず、数多くの製品がニューヨーク近代美術館の永久所蔵品になっています。

モデル名
MTRIX / マトリックス
種類
テーブル
施工方法
木部塗装と修理
修理工賃
¥200000〜¥250000
お預かり期間
4週間
配送方法
自社便
依頼地域
東京都世田谷区
修理内容

お客様のご相談内容

今回は世田谷区にお住まいのお客様より、カッシーナのダイニングテーブル「MTRIX(マトリックス)」の天板修理のご依頼をいただきました。

カッシーナらしいミニマルですっきりとしたデザインが特徴のこのテーブルは、木目の美しさを活かしたシンプルな作りが魅力です。

今回、天板に大きな焦げ跡がついてしまったとのことで、修理のご相談をいただきました。

お預かり時の状態

お預かりした天板には、写真の通り、はっきりとした黒い焦げ跡がついていました。

中心部は炭化して真っ黒になっており、その周囲にも熱によるダメージが放射状に広がっている状態でした。

おそらく熱いものを直接置いてしまったことが原因と思われますが、焦げの深さがかなりあり、表面だけでなく木材の内部にまでダメージが達している様子が確認できました。

通常の天板修理との違い

通常、テーブルの天板修理を行う際には、天板の表面を研磨し、傷やシミなどを解消したのちに再塗装をかけていく「剥離塗装修理」という方法を採用することが多くあります。

表面のコーティングを剥がし、下地の木材を研磨してから塗装をやり直すことで、多くの傷やシミはきれいに解消することが可能です。

しかし今回は、焦げ跡が非常に深く、ダメージも激しい状態でした。

通常の研磨・再塗装では、焦げによって炭化した部分を完全に削り取ることができず、跡が残ってしまう可能性が高いと判断しました。

無理に研磨を重ねると天板自体の厚みが大きく削られてしまい、強度やデザインバランスに影響が出るリスクもありました。

修理方針の検討

そこで今回は、焦げ跡部分と天板全体の下地処理を行った上で、天板に新しく無垢材のシートを貼り付け、ウレタン処理を施して仕上げる方法をご提案させていただきました。

この方法であれば、焦げによるダメージを気にすることなく、天板全体を均一で美しい仕上がりにすることができます。

無垢材シートを使用することで、木目の自然な表情を活かしながら、まるで新品のような質感を再現することが可能です。

お客様にもこの修理方針にご納得いただき、作業を進めさせていただきました。

作業内容

まず、焦げ跡部分を中心に天板の下処理を行いました。焦げ跡は深く浸食していたため、下地を平滑に整える作業には特に時間をかけました。

下地処理が完了した後、天板全体に新しい無垢材のシートを貼り付けていきます。

シートの貼り付けは、気泡や浮きが出ないよう圧着しながら丁寧に進める必要があり、天板のサイズが大きい分、均一に貼り込むための技術が求められる工程でした。

シートの貼り付けが完了した後は、ウレタン塗装による仕上げ処理を行いました。ウレタン塗装は耐久性・耐水性に優れており、日常使いのダイニングテーブルには適した仕上げです。

複数回に分けて塗り重ね、乾燥・研磨を繰り返しながら、滑らかで美しい光沢のある表面に仕上げていきました。

仕上がりについて

すべての工程を終えた天板は、焦げ跡の跡形もなく、美しい木目が広がる新品同様の状態によみがえりました。

無垢材シートならではの自然な木目の表情と、ウレタン塗装による上品な光沢が調和し、カッシーナのMTRIXらしいミニマルな美しさを取り戻すことができました。

まとめ

今回の事例は、深い焦げ跡がついてしまったカッシーナ「MTRIX」テーブルの天板を、通常の剥離塗装修理ではなく、無垢材シートの貼り付けとウレタン処理によって修復したケースです。

ダメージの深さや状態によっては、研磨・再塗装だけでは対応しきれないケースもありますが、シート貼りという選択肢によって天板を美しく蘇らせることが可能です。

テーブルの焦げ跡やシミでお悩みの方は、状態に応じた最適な修理方法をご提案させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。

お客様の声
焦げ跡も綺麗にして頂き感謝しております。
有難うございました。

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