本日の修理案件は、アメリカのハーマンミラー製の本革ソファ。
ご覧いただくと、背もたれの部分は劣化がほとんど目立ちません。
しかし、座面部分をズームしますと、座面の革を締めているボタンが外れてしまっているのがわかります。
座面の革も、ひび割れが目立つ感じです。
今後このボタンがまた外れてしまうのを避けるために、締めのボタンなしの状態に仕様を変更して張替えをしてほしいとお客様からのご希望がありました。
また、クッションのウレタンもお客様の感覚では固く感じられるため、もう少し軟らかめにしたいとのこと。
ソファのお預かり後に施工を進めていきます。
少しやわらかめに仕上げたウレタンクッションを座面部分に設置。
ボタン締めをなくしたプレーンな座面のカバーの張替えも完了しました。
背もたれの部分はそのままですが、締めのボタンのない座面とも違和感なく溶け合っています。
座面の部分は凹凸がなくなり、すっきりとした印象になりました。