2026.01.05

Catherine Memmi(カトリーヌ・メミ)のロフトチェア(LOFT CHAIR)本革の張り替え修理

BEFORE

AFTER

修理内容

メーカー名

CATHERINE MEMMI/カトリーヌ・メミ

WEBサイト→

メーカ紹介

シンプルで洗練された暮らしこそが、最高の贅沢。
最小限の素材から、上質・優美と呼ぶに相応しい家具を作り出す「カトリーヌ・メミ(CATHERINE MEMMI)」は、ものに溢れた環境で生きる現代人に、そんな言葉を思い出させてくれます。
セレブと呼ばれる人たちの多くにも愛される作品群は、どれもシンプルかつエレガントです。

モデル名
ロフトチェア / LOFT CHAIR
種類
ダイニングチェア
施工方法
生地の張り替え
修理工賃
¥30000〜¥60000
お預かり期間
4週間
配送方法
自社便
依頼地域
東京都中央区
修理内容

東京都中央区のお客様よりご依頼いただいた、Catherine Memmi(カトリーヌ・メミ)の代表作「ロフトチェア(LOFT CHAIR」の本革での張り替え事例をご紹介します。

長年愛用され、座面にシワや擦れが生じていた椅子が、お客様こだわりの本革によって奇麗に再生されました。

ブランドの背景やチェアの特徴を交えながら、今回の施工プロセスをご紹介していきます。

  1. カトリーヌ・メミと「ロフトチェア」の魅力

パリが生んだ「ニュー・ミニマリズム」の旗手

カトリーヌ・メミは、フランス・パリを拠点に活動するインテリアデザイナーです。

彼女のスタイルは「ニュー・ミニマリズム」と称され、装飾を極限まで削ぎ落としながらも、冷たさを感じさせない都会的でエレガントなデザインが特徴です。

1990年代から2000年代にかけて、カッシーナ・イクスシー(Cassina ixc.)を通じて日本でも広く紹介され、洗練されたライフスタイルを象徴するブランドとして不動の人気を博しました。

ロフトチェア(LOFT CHAIR)とは

今回お預かりした「ロフトチェア」は、その名の通り、ニューヨークやパリの「ロフト(アトリエ空間)」に似合うような、開放的で無駄のないフォルムを追求した一脚のようです。

  • 直線的な美学: 背もたれと座面が直角に近い構成でありながら、絶妙な傾斜によって快適な座り心地を実現。

 

  • 計算されたプロポーション: 華奢すぎず、重すぎない。

空間に置いた際に背景に溶け込むような「静かな存在感」があります。

  • ディテール: シンプルだからこそ、張り込みの技術やステッチの正確さが、椅子の仕上がりを左右します。
  1. Before】張り替え前の状態

お預かりした際のロフトチェアは、白に近いアイボリーのレザーが張られていました。

経年変化と課題

  1. 座面の型崩れとシワ: 長年の使用により、座面中央のクッション材がわずかにヘタリ、革に「浮き」と「シワ」が生じていました。
  2. 革の摩耗: 表面の塗装膜が薄くなり、全体的にツヤが失われ、全体的に少し疲れた印象を与えていました。
  3. 汚れの蓄積: 明るい色味ゆえに、目に見えない皮脂汚れや細かい傷が蓄積し、元の清潔感のある白さが損なわれていました。
  1. こだわりの素材選び:本革カットサンプルの選定

今回の張り替えにおいて、重要なプロセスの一つが、**「革選び」**でした。

素材の質感などもデザインの一部であるため、お客様の「好みの色」や「シボ感(表面の凹凸)」をお伺いし、以下の手順で進めました。

  1. ヒアリング: シボ感や色はどの様なものが好みか、そして生活環境は水汚れなどが頻繁に起きそうな環境かどうか
  2. サンプル送付: 数十種類ある本革の中から、ピックアップした数点のカットサンプルをご自宅へ郵送させて頂きました。
  3. 決定: 実際に自然光の下で色味を確認し、手触りを確かめていただいた結果、落ち着いたトーンのベージュ系のレザーに決定しました。

新しく選ばれた革は、キメが細かく、しっとりとした手触りが特徴の上質な本革です。

  1. After】張り替え後。生まれ変わったロフトチェア

施工のポイント

  • 内部クッションの補充: 張り替える際、ヘタリの見られたウレタンを補填・調整しました。

これにより、張りのあるフォルムが復活しています。

  • カラーの刷新: 元のアイボリーから、温かみのあるベージュへ。ダークブラウンの木脚とのコントラストがより深まり、シックでモダンな印象に仕上がりました。
  1. まとめ

カトリーヌ・メミの椅子は、流行に左右されない普遍的なデザインの椅子も多くあります。

しかし、どんなに良い椅子でも、布や革といった「張地」には寿命が訪れます。

「張り替える」ということは、単に新しくするだけでなく、今の自分のライフスタイルに合わせて「アップデート」することも可能です。

  • 素材を変える: 布から革へ、本革から合皮へ、合皮から布へ。同じ布であっても起毛素材の物に変えたりなど。

 

  • 色や柄を変える: 部屋の模様替えに合わせて、色を変えたり柄を変えたり。

 

  • 機能性を持たせる:椅子を使う環境によって、撥水加工や防汚加工や引っ掻きに強い生地を選んだり、今までの生地に比べてもうワンランク機能性を持たせてグレードアップも可能です。
  • 座り心地を整える: 内部のウレタンを交換し、今の自分に最適な硬さに。

 

今回の東京都中央区のお客様のように、愛着のある椅子をプロの手でメンテナンスすることで、その家具は再び輝きを取り戻し、空間を彩ってくれます。

カトリーヌ・メミをはじめ、カッシーナやアルフレックスなど、ブランドソファや椅子、ノーブランドのソファや椅子など張り替えをご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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