2025.12.02

HALO(ハロー)GIL SOFA(ギルソファ) 座面の凹み/クッションの座り心地の修理

BEFORE

AFTER

修理内容

メーカー名

Halo/ハロー

WEBサイト→

メーカ紹介

現代的な解釈をふまえながら、アンティーク家具のリプロダクトを追求しているHALO(ハロー)。
クリエイティブディレクターであるティモシー・オルトンの原点は、質の高い家具や職人たちの伝統技巧を間近で見ることができた父のアンティーク家具店でした。
一本の鋲に代表される完璧なまでのこだわりは、芸術の域にまで達していると賞賛されています。
HALOのレザーはなめし加工から成型まで、全て職人の手でひとつひとつ丁寧に仕上げられています。
最高品質のレザーは傷やシワ、そしてシミさえも味わいの一部としていっそう豊かな風合いを醸し出すことで、愛着の湧くただ一つの家具へと変わっていくことでしょう。

モデル名
GIL SOFA/ ギル ソファ
種類
ソファ
施工方法
バネやクッションの修理
修理工賃
¥60000〜¥90000
お預かり期間
3週間
配送方法
自社便
依頼地域
東京都世田谷区
修理内容

今回は、イギリスの人気家具ブランド HALO(ハロー) の代表モデルでもある GIL SOFA(ギルソファ) の座面凹み修理をご紹介します。

深みのあるブラウンのレザーが印象的なソファで、長く大切に使われているお客様からのご依頼でした。

お客様からのお問い合わせ内容は
「座った時に沈み込んでしまう。クッションを交換してほしい」
というご相談でした。

ソファや椅子は長く使っているとどこかしらに劣化が出てくるのは仕方のない事です。

中でも一番荷重の掛かる、座面のクッションのヘタリは代表的な劣化の症状です。

今回もそんな一例になりますが、座面のクッションがヘタってしまった場合は単純にウレタンやフェザークッションがダメになっているケースも勿論ありますが、ソファや椅子の構造や状態によっては、原因がその一つだけではないケースもあります。

今回お預かりしたケースでは、座面の革のクッションカバーに包まれている表面のクッションの他に、ソファ本体のエラスベルトとスプリングが座面下に設置されています。

ソファや椅子の座面の「凹み」は、表面のウレタンやフェザークッションもそうですが、土台(スプリング・ベルト) に原因があることも多く、その代表的な一例でした。

クッションやスプリングについてさらに詳しい事はこちらから

修理前の状態

お客様からいただいたお写真を拝見すると、座面中央が大きく沈み込み、見た目でも凹みが確認できるほど。座った時の安定感もなくなり、長時間座ると腰への負担も感じられそうな状態でした。

ソファをお預かりした後に、ソファを分解して内部構造を確認したところ、座面を支える エラスベルトが完全に伸びきっており、本来の張力を失っている 状況でした。

さらに、ギルソファの構造は

  • Sバネ(スプリング)
  • エラスベルト(伸縮ベルト)

の二重構造で座面を支える仕様になっています。

ところがそのうちの片側、エラスベルトが機能していないため、Sバネだけでは荷重を支えきれず、座面が沈んでしまっていました。

ソファの座面構造についての基礎知識

ソファの座り心地は、表面のウレタンやフェザーだけで決まるわけではありません。
椅子・ソファの内部には、

  • ウレタンフォームやフェザークッション
  • Sバネ(スプリング)やコイルスプリングまたはエラスベルトや布バネなど
  • 木枠

といった複数のパーツが組み合わさって構成されています。

中でも エラスベルトやスプリングは、座面の土台となる非常に重要な部分 です。

いくら表面のウレタンだけを交換しても、土台が沈んでいれば、新品のウレタンでもすぐにへたりを感じてしまいます。
そのため、座面凹みを修理する際には、ベルトやスプリングなどのクッションも確認する事になります。

修理内容

今回の HALO GIL SOFA では以下の修理を行いました。

本体座面エラスベルトの交換

伸び切ったエラスベルトをすべて撤去し、新しいベルトに張り替えました。

通常の張り替えでは元と同じ本数に交換することが多いのですが、今回は 今後の使用も考慮しベルトの本数を増やして補強 を加えました。

新品のベルトは張りがあり、しっかりと荷重を受け止めます。
エラスベルトが伸び切ってしまっている場合は、これだけでも座面の沈み込みは大きく改善します。

そして座面のクッション自体も修理し、座り心地をしっかりと改善しました。

修理後の状態

修理後の座面は、沈み込みが無くなり、見た目の凹みもなくなり、ソファ本来の座り心地が戻りました。
ソファのクッションを修理したことで、少し弛みのあった革のカバーにも張りが戻りました。

多くの場合「ウレタン交換をすれば直る」と思われがちですが、実際には 内部のベルトなどの劣化が原因の場合も多く、座面凹みの根本原因になっている事があります。

  • 座ると沈む
    お尻に底付き感がある
    偏った場所だけ凹む
    ソファの高さが全体的に低くなった気がする

これらの感覚がある場合、ウレタンクッションだけでなく、他の要素の劣化も疑う必要があります。

まとめ

今回の HALO GIL SOFA の座面修理は、

  • 伸び切ったエラスベルトの交換
  • ベルト本数の増設による補強
  • 見た目を変えずに座り心地を改善

という内容で、ソファ本来の座り心地を取り戻すことができました。

ソファや椅子は毎日身体を預ける家具の一つです。
適切に修理することで、見た目を損なわず、長く快適に使い続けることができます。

座面の凹み、沈み込み、底付き感でお困りの場合は、ぜひ一度ご相談ください。
ブランドや構造を問わず、状態に合わせた修理方法をご提案させていただきます。

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