B＆B　イタリアのダイニングチェア、ヴォロヴァン。

アームチェアをお預かりさせて頂きました。

カバーリングの生地が張られているこちらの椅子ですが、今回張り替え修理のご相談を頂き、シンコールの「インフェルノ」という生地で張り替えさせて頂きました。

少し光沢のある毛足の比較的長いこちらの生地ですが、手触りも良く肉厚で高級感のある生地の一つで、色はグレー、ダークグレー、ブルー、パープルと４色の展開のある生地ですが今回はグレーのものでの張り替えです。

真っ赤な存在感のある生地からシックなグレーの少し落ち着いた生地への張り替えで、椅子の印象も大きく変わりました。

椅子やソファーのカバーの生地を変える事で、空間の印象も違うものになると思いますので、空間全体のバランスを考えて椅子のカバーを交換してみるのも良いかと思います。

椅子張り生地の布は、多くの柄や色、素材感を選んで頂けるのが大きなメリットです。

合皮や革などのレザーには無い選択肢の多さが特徴の一つで、選ぶ生地によって椅子のカバーに暖かみのある雰囲気を持たせたり、高級感を持たせたり、クールな印象を与えたりなど、お好みのイメージを作る事も可能だと思います。

そして撥水機能や防汚の性能、ウォッシャブルの性能、ペットを飼っている場合にはペット対応の生地など様々な性能を持った生地も多いので環境に合わせて機能性のある生地で椅子やソファーのカバーの張り替えも可能です。

布生地の性能の中でも、多く選ばれる機能の一つがやはり撥水機能やペットへのお悩みによる引っ掻きや汚れの対策への機能が人気です。

布生地はやはり吸水性も高く、水分が染み込みやすいのでその分シミや汚れが気になるところです。

ですので、そういったデメリットをカバーするために撥水機能のある生地を選んだり、もし仮に気に入った生地に撥水機能が付いていなかったとしても後加工で撥水や防汚加工を施す事が出来ます。

また、アクアクリーン機能を持った生地などであれば、汚れが付いてしまった場合でも汚れを落としやすいので、そういった生地を選んで頂くのもお勧めです。