2024.05.21

カッシーナ マリオベリーニ /  リラ レザーチェア 革の剥がれ塗装メンテナンス

BEFORE

AFTER

修理内容

メーカー名

Cassina/カッシーナ

WEBサイト→

メーカ紹介

17 世紀、イタリアに誕生したカッシーナ社は、家具業界において数少ないリーディングブランドとして世界中に知られています。完成度の高さとデザインの美しさは他の追随を許さず、数多くの製品がニューヨーク近代美術館の永久所蔵品になっています。

モデル名
リラ
種類
ダイニングチェア
施工方法
本革のクリーニングや塗装
修理工賃
¥30000〜¥60000
お預かり期間
3週間
配送方法
自社便
依頼地域
東京都世田谷区
修理内容

カッシーナのマリオベリーニデザイン、リラになります。

キャブチェアと同様のスチールのフレームに、革を被せる様にして作られているこちらの椅子ですが、国内であまり見かける事も無くなったようでお好きな方にとっては、現在では生産もされていな貴重な椅子の一つだと思います。

ご相談の内容としては、椅子全体の革に傷があり周りの小口の部分も見るからに塗料が剥げてきてしまっているので、修理するか処分をするか検討している。
という事でした。

この様な椅子の修理のご相談をいただき、その後にまずはお見積りをお出しさせていただき、椅子をお預かりさせて頂きました。

修理を進める事となり、全体的に長い間イスに溜まった油分や汚れなどを一旦クリーニングを掛け、その後に傷の修復、そして小口の部分の修理も行いコーティングを掛け仕上げをさせて頂きました。

革のソファーや椅子の場合、張り替え修理という選択肢の他に塗装修理が可能なケースもあります。
革の大きな破れや、革のシワや伸びなどは塗装修理で直す事は出来ずに張り替えでの対応になりますが、革の小傷や剥がれなど、椅子やソファーの状態によっては塗装でのメンテナンスも可能ですので、同じような症状の椅子やソファーなどでお困りの場合は、一度ご相談いただけると幸いです。

革の張地によくある劣化症状の一つに、革がひび割れてくるというのもありますが、このひび割れに関してはあまり酷い場合は、油分も多く含んでいたり、破れるのが近い状態であったりと、塗料の密着も悪く塗装修理で対応出来ないケースもあります。

塗装修理のメリットは修理費用も張り替えに比べて安く済むケースが殆どですが、耐久性だけを比べると新しい革に張り替えた方が良いので、椅子やソファーの劣化状態や使用状況などによって修理の方法も使い分けて頂くのも良いのかと思います。

カッシーナの塗装メンテナンス事例については、こちらのURLからご確認頂けますので、
ご興味ある方は一度ご覧いただけたらと思います。

カッシーナイクスシ―/Cassina ixc. キャブチェアの修理とメンテナンスの色々

修理後は少し色褪せていた黒い色も戻り、コーティングを施したことによって椅子全体の艶感も戻りました。

剥げてしまっていた小口部分や小傷も解消されて奇麗な状態になりました。

この度はご依頼いただきまして、誠に有難う御座いました。

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