2023.02.07

Natuzzi /ナツッジ の本革ソファー クッションのヘタリ修理と革のクリーニング

BEFORE

AFTER

修理内容

メーカー名

Natuzzi Italia/ナツッジイタリア

WEBサイト→

メーカ紹介

ナツッジイタリアの製品は、100%イタリア製にこだわりを持ち、製作の工程の全てがイタリア国内にある工場で行われます。1959年にターラントで誕生してから現在まで、職人たちの情熱は変わりません。アイディアを形にするノウハウ、革の裁断、木材の加工技術、ウレタンの成型など、細かなディティールにわたってこだわり、完璧な商品を完成させます。

種類
ソファ
施工方法
バネやクッションの修理本革のクリーニングや塗装
修理工賃
¥120000〜¥150000
お預かり期間
3週間
配送方法
自社便
依頼地域
東京都杉並区
修理内容

イタリアのナッツジの本革ソファーをお預かりさせて頂きました。

今回のご相談内容は生地の傷みもそうだったのですが、メインとなるのは背もたれ・肘掛・座面と全体のクッションがかなりヘタってしまっていて、座り心地も購入当初に比べるとかなり悪くなってしまっているという事で、クッションのヘタリ修理がメインでした。

その他には、座面の縫製したステッチの糸が切れてしまっていて、座面の真ん中に穴が開いてしまっていたので、再縫製で修理をさせて頂きました。

クッションのヘタリに関しては、ウレタンクッションももちろん長年使っている事によるヘタリがあったので修理はさせて頂いたのですが、そのウレタンクッションを下支えするエラスベルトがかなり緩んで伸びていたので、ベルトの交換もさせて頂きました。

ウレタンクッションをいくら新しいものに交換してもその下を支えるベルトやスプリングが伸びていたり切れていたりすると、クッション性を保つことは難しく、ただ沈み込んでいくだけになってしまいます。

そして今回のソファーもそうなのですが、ベルトの張られている本数が少なかったり、張り方が弱かったりするとヘタリも早くなってしまうので、今回はもともと縦に10本だけだったものを、格子状に張り直しました。

こうする事で荷重を多方向に支えられると思うので、以前よりは座り心地もよくヘタリにくくなるかと思います。

そして肘掛の部分や背凭れの部分もクッション性を改善し、ソファー全体のクッションがヘタっている事で少し貧相に見えてしまっていた見栄えも改善されたかと思います🛋

座面の破れに関しては、針穴はまだしっかり生きていて糸が切れてしまっていただけだったので、一度革のカバーを本体から剥がし、再縫製し再度カバーを張り込みしました。

そして汚れや黒ずみがあった革のカバーですが、こちらはしっかりと洗浄させていただき、着彩が必要な部分などは塗装によってメンテナンスさせていただきコーティングをして仕上げさせて頂きました。

ナツッジのソファーは弊社でも施工事例の多いブランドの一つで、ソファーカバーの張り替えや革のクリーニングなど、これまで多くの施工をさせて頂きました。

ブランドソファーやノーブランドソファー、革や布や合皮など、素材やブランドを問わず椅子やソファーの張り替えや修理の事は是非ご相談下さい。

また、この度は弊社をお選びいただき、ご納品時には大変嬉しいお言葉も頂き誠にありがとうございました。

お客様の声
自宅に戻ってきた時、一目見て「ふっくらしている!」と嬉しかったです。行くときはすぐに出て行ったのに、帰ってきた時は玄関で入りにくいような厚みとしっかり感が増したおかげですね。
クッションとベルトを入れ替え、座面がしっかり沈まなくなり、肘の部分も入れ替えてくださったので、座った時にピタッと位置が戻るようになりました。
塗装で汚れや傷が奇麗になって色も元通りのカーキ色に。
結婚以来使っていた愛着のあるソファーがその頃のままに戻ったようです。
ありがとうございました!!
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