2022.07.21

CASSINA .IXC /カッシーナイクスシ― 451 LA BASILICA/ラ バシリカ テーブル 剥離塗装修理

BEFORE

AFTER

修理内容

メーカー名

Cassina/カッシーナ

WEBサイト→

メーカ紹介

17 世紀、イタリアに誕生したカッシーナ社は、家具業界において数少ないリーディングブランドとして世界中に知られています。完成度の高さとデザインの美しさは他の追随を許さず、数多くの製品がニューヨーク近代美術館の永久所蔵品になっています。

モデル名
451 LA BASILICAラ バシリカ
種類
テーブル
施工方法
木部塗装と修理
木の種類
ホワイトアッシュ
修理工賃
¥150000〜¥200000
お預かり期間
4週間
配送方法
自社便
依頼地域
静岡県熱海市
修理内容
カッシーナのダイニングテーブルをお預かりさせて頂きました。
モデルは、ラ・バシリカになります。

ホワイトアッシュの木材が使われた6本脚のテーブルですが、天板表面の傷や凹みの他、全体的に焼けがあり黄ばんでいる状態でしたがまだまだこれから先も使っていきたいという事で、修理のご相談を頂きました。


テーブルの天板や椅子のフレームなどに出来てしまった、傷や色焼けなどを修理する時は剥離塗装での施工が主になりますので、今回も一度天板や脚の部分など全体的に表面をしっかりと研磨し剥離塗装を掛けていきました。

出来る限りカッシーナのオリジナルの状態に近づけて再生したいのですが、仕上げの方法についてはコーティングの厚さなどの微妙な加減で仕上がりの雰囲気が変わってしまう場合もあるので、仕上げの方法をどのようにしようかというのは、幾つか選択肢があったのですが、あまり厚いコーティングを行うと本来の木目が消えてしまう事が懸念されたので、結果的にオープンポアにて仕上げをさせて頂きました。

オープンポアにすることにより、見た目にも手触りも木目が残り、ホワイトアッシュの自然な風合いも残せます。

修理前にあったテーブル全体の黄ばみも消え、ホワイトアッシュ本来の白さがかなり戻りました。
傷やシミ汚れなども奇麗な状態にメンテナンス出来たと思います。

木部の塗装方法は一度表面のコーティングや塗装を研磨し再塗装を行う「剥離塗装」修理の他に「上塗り塗装」という方法もあり、上塗り塗装の方が剥離塗装に比べて安価に塗装ができますが、今回の様な無垢材の質感重視の場合などには剥離塗装を行います。

安く済ませられれば、仕上がりは拘らない。
安さではなくクオリティーが一番大事。

などお客様によって求める内容も変わってくるので、出来るだけ柔軟な対応を心がけておりますが、製品によっても修理できる方法も変わってくる場合もありますので
修理や制作前に施工内容や方法にご質問のある場合はお気軽にお声掛け下さい。


また今回お預かりさせていただいた、このテーブルは見た目にも重厚な感じがしますが、実際の重量もかなりハードで、大きさも横幅2m以上の製品なので搬入出の際にも一度分解しての搬入出が必要でした。
大きなソファーやテーブルなども、吊り下げや吊り上げなどの方法以外にも搬入出可能な方法もありますので、そのような場合も一度お問合せ下さい。

お客様の声
バシリカ含め満足です。
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