ハンコック＆ムーアの1人掛けソファーをお預かりさせて頂きました。

ハンコック＆ムーアはアメリカの老舗家具メーカーで執務室にも家具を提供しているメーカーだそうです。

そんなハンコック＆ムーアのソファーですが、数十年使っているソファーとお聞きしてましたが、今回は張り替え生地にオーナー様も拘りがあり、輸入生地をある程度のお時間を掛けて吟味されました。
JABやGP＆Jベイカーなど幾つかのサンプルを見て触って選んで頂いた結果、ドイツのJABというメーカーの花柄生地に決定しました。

張り替えを進めるにあたって、幾つかソファーの仕様も変更したいという事でお話をお伺いさせていただきながら打ち合わせをさせていただき、ソファーに座った時に今の状態では頭があたるクッション部分が低く感じて背凭れのフレームに偶に頭が当たってしまい頭を寄り掛からせることが出来ないという事が一つ。

そしてもう一点は現状ある足元のスカート部分を取り除いて仕上げて欲しいという事でした。

スカートに関しては特に何の問題も無く取り外して張替えを行い仕上げる事ができますが、背凭れのクッションについては座った時に頭が来る位置などを確認し、クッションの中身を作り替えて、少し高さを出して仕上げを行いました。

結果、写真にあるように少し背凭れのクッションの高さが張替え前に比べて高くなっているのが見て取れるかと思います。

少し光沢のあるドイツのJABの生地でしたが、張り替え後は椅子のイメージもかなり変わって、更に上品な印象に変わったかと思います。
オーナー様にもご満足いただき、今後も末永くこのソファーを使っていただけると私たちも嬉しく思います。

この度はご依頼いただき、誠に有難う御座いました。