2026.08.22
WITT MANN/ヴィットマンの本革ソファ張り替え事例|ネイビーのナチュラルシボレザーで蘇らせました
修理内容
- 種類
- ソファ
- 施工方法
- 生地の張り替え
- 修理工賃
- ¥120000〜¥150000
- お預かり期間
- 4週間
- 配送方法
- 自社便
- 依頼地域
- 東京都品川区
- 修理内容
-
今回は、マンションのエントランスに設置されている本革ソファの張り替え事例をご紹介いたします。
今回張り替えを行ったソファは、オーストリアの家具ブランド「WITTMANN(ヴィットマン)」の製品です。ヴィットマンは1896年に馬具メーカーとして創業し、そこで培った優れた皮革加工技術を家具づくりに応用することで、上質で頑丈なレザーソファやチェアを生み出す高級家具ブランドとして地位を確立しました。
ヨーゼフ・ホフマンをはじめとする著名デザイナーとのコラボレーションでも知られ、創業当初から続く職人の手仕事による丁寧なものづくりが特徴です。
「Physical Comfort(身体的な心地よさ)」をテーマに掲げた現代的なコレクションも展開しており、住宅からホテル・オフィスのエントランスまで幅広いシーンで採用されています。
エントランスは住民の方だけでなく来客の方の目にも触れる、マンションの「顔」ともいえる場所です。
そこに置かれているソファは日々多くの方が腰掛けるため、住宅内の家具に比べて傷みの進行が早く、定期的なメンテナンスが欠かせません。
今回ご依頼いただいたソファも、長年にわたり多くの方に使われてきたことで、革の劣化が目立つ状態になっていました。
張り替え前の状態
張り替え前のソファは、座面の革に細かなスレや擦れが広範囲に見られ、革の表面にひび割れのような模様が浮き出ている箇所もありました。
また、肘掛け部分は座面以上に手や腕が触れる機会が多いため、革の傷みが特に目立っており、色あせや擦り傷が重なって全体的に古びた印象を与えてしまっている状態でした。
フレームやクロムメッキの脚部分自体はしっかりしていたため、革を張り替えることでソファ本来の佇まいを十分に取り戻せると判断し、張り替えでの対応をご提案させていただきました。
革選びのポイント
今回のご依頼でお客様からいただいたご希望は「張り替え前とできるだけ近い色と質感の革にしてほしい」というものでした。エントランスという共用空間の雰囲気を大きく変えたくない、というお気持ちからのご要望です。
そこで数ある革の中から、張り替え前の色味に近いネイビーで、かつ表面の凹凸感(シボ)が自然な風合いを持つ本革をセレクトいたしました。
人工的に均一なシボを型押ししたタイプではなく、革本来の表情が生きた「ナチュラルシボ」のレザーを選ぶことで、経年変化してきた元のソファの雰囲気に近づけつつ、上質感も両立させています。
ネイビーという色自体も、エントランスのような公共性の高い空間においては、汚れが目立ちにくく、どんなインテリアにも馴染みやすい色味として適しています。
ネイビー・ナチュラルシボレザーの特徴
ナチュラルシボの革は、表面の凹凸が一枚ごとに異なるため、同じ色でも均一な型押し革とは違った奥行きのある表情を楽しめるのが魅力です。
また、シボのある革は表面に細かな凹凸があることで、多少の傷や汚れが目立ちにくいという実用面でのメリットもあります。
エントランスのように不特定多数の方が座る場所では、見た目の美しさだけでなく「傷や汚れが目立ちにくいこと」も革選びの大切なポイントになります。
今回セレクトしたネイビーのナチュラルシボレザーは、上質な見た目と実用性を兼ね備えた、共用スペース向きの革だといえます。
張り替え作業について
張り替えでは、まず既存の革を丁寧に取り外し、内部のクッション材やフレームの状態を確認しながら作業を進めます。
座面・背もたれ・肘掛けそれぞれのパーツごとに新しい革を裁断し、元の縫製ラインを踏襲する形で丁寧に縫い上げていきます。
特に肘掛けは手が触れやすく傷みやすい部分であるため、縫製やコーナー部分の処理には一つひとつ丁寧に仕上げるよう心がけました。
仕上がりについて
張り替え後は、座面や肘掛けにあったスレや傷みが一新され、ネイビーのナチュラルシボレザーならではの落ち着いた光沢と質感が加わり、エントランス全体の印象も引き締まりました。
フレームや脚部分はそのまま活かしているため、ソファ本来のフォルムやシルエットはそのままに、革だけを新しくすることで見違えるような仕上がりとなりました。
もとのクロムメッキの脚部分ともネイビーの新しいレザーがよく馴染み、張り替え前と比べて全体の統一感も増しています。
今後もエントランスを利用される多くの方に、気持ちよく座っていただけるソファに仕上がったのではないかと思います。
マンション共用部の家具メンテナンスについて
マンションのエントランスやラウンジに置かれているソファ・チェアは、個人宅の家具と違って利用頻度が高く、劣化のスピードも早くなりがちです。
買い替えも一つの選択肢ではありますが、革や合皮や布などの生地の張り替えやクッションやフレームの修理や張り替えによって新品同様の見た目に蘇らせることが可能です。
色や質感を張り替え前に近づけることもできるため、共用部の雰囲気を大きく変えたくない管理組合様・管理会社様にも張り替えはおすすめの選択肢です。
CHAIRSでは、マンションエントランスや店舗などの共用スペースに置かれている本革・合皮・布張りのソファ、チェアの張り替え・修理も承っております。
「色や質感をできるだけ変えたくない」「経年劣化が気になってきた」といったご相談も、写真をお送りいただければお見積もりが可能です。
エントランス家具のメンテナンスをご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。
その他事例
