2026.06.09
ロルフベンツ パーソナルチェアとスツール 本革の張り替えとクッションの修理
修理内容
- メーカー名
-
ROLF BENZ/ロルフベンツ
- メーカ紹介
-
革新的なデザインと、ドイツのクラフトマンシップが息づく高いクオリティ、そして類稀な掛け心地で高い評価を得るドイツを代表するブランド「ロルフベンツ」。
ドイツの工業規格にのっとりながら、自社でさらに厳格な製品基準を設定し、その高いクオリティを維持しています。高品質の素材はもちろん、快適さを追求することでうまれた独自の「多層クッション構造」はこの上ない掛け心地を生み出します。
長い時間座っていても疲れにくいように設計された内部の構造は人間工学に基づいた緻密な計算のもと作り上げられます。
- 種類
- パーソナルチェア
- 施工方法
- バネやクッションの修理生地の張り替え
- 修理工賃
- ¥150000〜¥200000
- お預かり期間
- 4週間
- 配送方法
- 自社便
- 依頼地域
- 東京都世田谷区
- 修理内容
-
今回ご紹介するのは、ロルフベンツ(ROLF BENZ)のパーソナルチェアとスツールセットの張り替え施工事例です。
使用した革は張り替え前と雰囲気をできるだけ変えないように、アイボリーのスムースレザーです。
施工前後の写真とあわせて、革の劣化の経緯や仕上がりの特徴、スムースレザーという素材についてご紹介します。
施工前の状態——長年使い込まれた本革の劣化
張り替え前の写真を見ると、劣化がかなり酷いのがわかります。
座面・肘掛け・背もたれにわたって表面が広範囲にひび割れ、白く粉を吹いたように剥離しています。
肘掛けなどは内部のウレタンフォームがむき出しになっていて、オレンジ色のスポンジが大きく露出している状態でした。
本革は天然素材ですが、使い続けることでいつかは必ず経年劣化が訪れます。
表面のコーティングが紫外線や摩擦によって徐々に無くなっていったり、ひび割れや剥離が進行し、今回のような状態になることは珍しくありません。
またアイボリーのような明るい色の革は、汚れが視覚的に目立ちやすいという側面もあります。
定期的なレザーケアを行っていても、10年・20年という単位で使い続ければ、革表面の寿命は必ず訪れます。
ロルフベンツのような高級ブランドのソファであっても、それは同様です。
長く使い続けると、革表面のメンテナンスや張り替えは避けられないものです。
一方で、背もたれのクッション部分も原型は維持してフレーム自体も問題ありませんでしたが、革のひび割れや破れが目立ってきていました。
ただしフレーム自体は壊れておらずにしっかりとしている状態でしたので、張り替えや修理で蘇らせることが十分可能な状態です。
ロルフベンツ(ROLF BENZ)について
ロルフベンツは、革新的なデザインとドイツのクラフトマンシップが息づく高いクオリティで高い評価を得るドイツを代表する家具ブランドです。
ドイツの工業規格に則りながら自社でさらに厳格な製品基準を設定し、高品質の素材と快適さを追求することで生まれた独自の多層クッション構造が、この上ない掛け心地を生み出しています。
今回のパーソナルチェアは、ハイバックにゆったりとした肘掛け、専用スツールがセットになったタイプです。
全身を包み込むような包容感のあるシルエットで、リビングの主役として長年愛用されてきた一脚であることが伝わってきます。
使用素材:スムースレザーについて
今回の張り替えに使用したのは、スムースレザーと呼ばれる本革です。
スムースレザーとは、牛革などの動物革の表面を滑らかに仕上げた革のことを指します。
表面に型押しなどの加工を施さない、もしくは表面を滑らかにする様加工している革のことを言います。
今回使用した革は、加工を出来るだけせずに本来の革の表情を出来るだけナチュラルに保った顔良仕上げの革になります。
顔良仕上げの革は、全体的に色斑が無く傷や変色にも強いのが特徴です。
摩耗強度も染料仕上げの革に比べて強いので、家具用途ではソファや椅子に多く使われています。
アイボリーという色の選択も重要なポイントでした。
張り替え前の元の色とほぼ同系色のトーンを選ぶことで、ロルフベンツが持つ本来のデザインの雰囲気を損なわずに仕上げることができました。
アイボリーは白に近い落ち着いたクリーム色で、空間を明るく清潔感のある印象に保ちます。
スムース顔料レザーの特性とお手入れ
顔良仕上げの革は表面のコーティングが強いため、基本的には乾拭きが推奨されます。
オイルなどは表面から中に浸透しないので、仮に塗ったとしても表面が少し艶が出るだけで根本的なメンテナンスにはならない事も多くあります。
直射日光が当たる場所や、高温多湿の環境は色あせや乾燥の原因になるため、設置場所にも注意が必要です。
適切にケアすることで、10年・20年と美しい状態を維持できるのが本革の最大の強みです。
今回のように一度大きく劣化した場合でも、張り替えによってリセットし、また長い付き合いを始めることができます。
施工後の仕上がり
ボロボロに劣化していたソファもかなり綺麗にな状態になりました。
アイボリーのスムースレザーが全体に美しく張られ、ロルフベンツ本来のシルエットが蘇っています。
ハイバックの背もたれ、ゆったりとした肘掛け、座面、そしてスツールの天面と側面まで、統一されたアイボリーで仕上がっており、清潔感と高級感が両立しています。
今回のチェアは背もたれ・肘掛け・座面それぞれが独立したクッションパーツで構成されており、スツールも含めると張り替えパーツの数は相当数になります。
各パーツを解体し、新しい本革を均一に引いて縫製・固定することで、ひとつの完成されたソファセットとして仕上がりました。
このようなご依頼もお気軽にご相談ください
ロルフベンツをはじめとする海外高級ブランドのソファや椅子は、フレームや構造がしっかりしているものが多く、生地やクッションを修理することで、また何十年でも使い続けられるポテンシャルを持っています。
CHAIRSでは全国対応にて、パーソナルチェア・スツール・ソファの張り替えに対応しております。
布や合皮や革の事やクッションの事まで、張り替えや修理のことは、お気軽にお問い合わせください。
その他事例
