2024.06.12

ロッシディアルビザーテ/ ROSSI DI ALBIZZATE ボルボネーゼソファー 張り替え修理

BEFORE

AFTER

修理内容

メーカー名

rossi di albizzate/ロッシ・ディ・アルビザーテ

WEBサイト→

メーカ紹介

皮革ソファブランドの中でも最高級価格帯の品を手がける、イタリアのソファブランド。
最も得意とする特殊製法でなめした子羊の革(ボルボネーゼ)を用いたリビングセットの販売価格は1000万円にもなります。
国内ではIDC大塚家具で取扱があり多くの取扱いブランドの中でも当然最高級クラスに君臨しています。

種類
ソファ
施工方法
オーダー制作生地の張り替え
修理工賃
¥400000〜
お預かり期間
3ヶ月
配送方法
家財宅急便
依頼地域
京都府京都市
修理内容

イタリアの家具ブランドrossi di albizzate(ロッシディアルビザーテ)のソファーになります。

表面の革とクッションが水に濡れてしまいシミなどが出来てしまった為に張り替え修理のご相談を頂きました。

ロッシディアルビザーテのボルボネーゼという革を使ったソファーのデザインには幾つかあるようですが、今回お預かりさせて頂いたのは、6人~8人ほど座る事の出来る大型のコーナーソファーになります。

弊社に当初お問合せ頂いた理由が、どこの業者さんに問い合わせてもこの革を再現してくれる業者が無く、何件も問い合わせをしてみたという事でしたがなかなか張り替えをしてくれるところが見つからず、弊社に行きついて頂いたとの事でした。

このボルボネーゼのソファーに使われている革は仔羊の革なのですが、表現されているエンボスが特徴的でなかなか市販でこの革だけが販売されているという事は見かけたことがありません。

その為、どの業者さんも断られてしまったのかと思います。

今回は革を張り替えるにあたって、仔羊の原皮から革を仕入れ、その後に幾つかの工程を経てエンボス加工をし、そして色を合わせていくという工程を進め革をオーダーで作らせて頂きました。

羊にはラムという仔羊と、マトンという親羊がいます。

ラムは小ぶりで柔らかく、マトンよりも上質です。

北海道のジンギスカンもラムが柔らかくておいしいですね🐏

 

ラム革も小さく柔らかさがある為、エンボスの加工には敏感で繊細な作業でしたが何度か繰り返し試し、納得のいく仕上がりになりました。

そしてクッションの中身も一部水に濡れてしまった物もあるので、交換をしましたがクッションもとても重厚な作りで密度の高いウレタンクッションをフェザーで囲ってあり、使用を同じに交換させて頂きました。

ソファーの方は家財宅急便を利用させて頂き、往復の配送をし運搬しました。

オーダーで革を作る事のメリットは自由度の高い革を作れるという事になりますので、自分だけのオリジナルの革を作ってソファや椅子を張り替えてみるのは如何でしょうか。

張り替え前は少し革が黒ずんでいて、弛みがありましたが張り替えたことで張りが戻り奇麗な状態になりました。

ソファーや椅子は張地がいつかは劣化してきてしまいますが、フレームの修理や生地の張り替え、クッションの修理などによって蘇らせることが可能です。

廃棄や買い替え前に一度、ソファーや椅子の修理や張替えを検討してみては如何でしょうか。

 

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