2024.05.31

レザーダイニングチェア ツイード調の合皮で張り替え / クッション修理

BEFORE

AFTER

修理内容

メーカー名

maruni/マルニ

WEBサイト→

メーカ紹介

マルニ木工は創業以来、木製洋家具作り一筋に進んできたメーカーであり、それだけに「木」を知り尽くした企業です。
使い手の生活に溶け込み、100年後も定番として愛される家具を目指し今日も木と向き合い、モノづくりに励んでいます。

モデル名
不明
種類
ダイニングチェア
施工方法
生地の張り替え
修理工賃
¥30000〜¥60000
お預かり期間
3週間
配送方法
自社便
依頼地域
東京都足立区
修理内容

ダイニングのレザーチェアをお預かりさせて頂きました。

長く使っている事で、レザーに劣化があるのと、クッションのヘタリがあったので張り替え修理で再生させて頂きました。

 

選んで頂いた生地はシンコールの「ラブ ツイード」という生地になります。

ツイード調のフェイクレザーです。

ツイード生地とは、ツイードとは、短い羊毛を紡いで作られる「紡毛(ぼうもう)織物」になり、紡毛とは刈り取った羊毛を、そのまま紡いでいく作り方のことをいいます。

繊維が短い分、使う羊毛の量が多く、生地が肉厚で、保温性が高いのが紡毛織物の特徴です。

基本的にツイードは紡毛糸で作られるので、織り目がはっきりしているため、ツイードには「ヘリンボーン」「チェック」などいろいろな織り柄があります。

今回張り替えた生地は「ツイード調」のフェイクレザーですが雰囲気だけでも張替え前に比べて温かい雰囲気が出たかと思います。

張り替え前はえんじ色の少し重厚な感がありましたが、よりナチュラルで温かみのある感じになったのではないでしょうか。

フェイクレザーの良いところは、ファブリックに比べてメンテナンスが比較的容易な所にあります。

仮に飲みこぼしなどをしてしまったケースでは、水が生地の中に染み込みずらいので、その場でサッと拭いてあげる事で後にも残りません。

布の場合は吸水性が高く、生地の中に浸透してしまうので、シミなどになってしまう可能性もあるのですが、メンテナンスを考えると合皮にはメリットがあるかと思います。

特に小さなお子さんがいる場合や飲食店などは、日々の食事の時に食べこぼしや飲みこぼしなどに気を使う場面も少ないくないはずですが、そういったケースではメンテナンスの容易さというのは大きなメリットになりますね。

フェイクレザーもPVC素材の物は加工性も高く、柄物の合皮も多く商品化されているので、無地では物足りないという方や、柄物が良いけどメンテナンスを考えると合皮かなぁ。。

という方などはチェック柄のものや植物系の柄など複数の柄物が合皮にはあるので、そのような選択肢も持ってみてもよいのではないでしょうか。

椅子やソファーの生地の張り替え寄って、今までのソファーや椅子とは違う雰囲気を持たせることも出来ますので、張り替えのタイミングが来たときには生地選びから楽しんでみては如何でしょうか。

 

 

使用した生地情報

合皮

ラブツイード L-8191 ¥2900/m

品名
ラブツイード
品番
L-8191
カタログ
https://sincol-group.jp/digitalcatalog/leather2021/#page82
国名
日本
カラー
グレー
素材
PVC
無地
生地幅
137㎝
価格帯
~3000円/m以下
価格
¥2900/m
機能性
準耐アルコール 耐次亜塩素酸 難燃
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