2024.05.30
ドレクセル・ヘリテージ / 椅子の座面生地の張り替えとクッション修理
修理内容
- メーカー名
-
DREXEL HERITAGE/ドレクセル・ヘリテイジ
- メーカ紹介
-
ドレクセル ヘリテイジ/DREXEL HERITAGEは、アメリカ最高峰の高級家具メーカー。
ノースカロライナに1903年に設立されたドレクセルファニチャー/DREXEL Furniture.Coが総張椅子メーカーのヘリテイジ/HERITAGEを1953年に吸収して誕生しました。
1968年よりドレクセル社の指導の下、日本国内でも製造が開始され、現在はメイドインジャパンのドレクセル家具はアメリカ製を超える品質といわれるほどになっています。
- モデル名
- エスペラント/ESPERANTO
- 種類
- ダイニングチェア
- 施工方法
- バネやクッションの修理生地の張り替え
- 修理工賃
- ¥10000〜¥30000
- お預かり期間
- 3週間
- 配送方法
- 自社便
- 依頼地域
- 神奈川県相模原市
- 修理内容
-
ドレクセルヘリテージDREXEL HERITAGEのエスペラントシリーズ、キャスター付きの椅子になります。
張り替え事例として、先日ご紹介させて頂いたパーソナルチェアとセットでお預かりしたものになります。
パーソナルチェアと同じく、こちらの椅子もシンコールのインペルアという真っ赤なダマスク柄の生地で張り替えさせて頂きました。
先日ご紹介した、ドレクセルのパーソナルチェアの張り替え事例はこちらから
長らく活躍してきた椅子なので、生地が破れてしまっていたり、クッションがヘタってしまっていたりとしていたので、クッションを支える麻のベルトを貼り直し座面部分の弛みを無くしました。
そしてウレタンクッションも修理したので、座り心地はより快適になったと思います。
そして張り替えた生地は鮮やかな赤色で高級感もありますよね。
高級家具のドレクセルらしい感じに再生されました。
椅子張り生地の柄には沢山の種類があり、テキスタイル好きの方は迷われる事も多いのではないでしょうか。
今回張り替えた生地のダマスク柄とは、シリアのダマスク地方が発祥の織物の柄になるようで、果物や鳥や花などがモチーフにされた、同じ柄が何度も連なるようなリピートデザインであるのが特徴です。
今回のインぺリアは金華山織でもあるため、エキゾチックな雰囲気で高級感がありますよね。
ダマスク柄とよく並べられるアラベスク柄という柄がありますが、アラベスク柄はイスラム発祥のデザインで、アラベスクという言葉は「アラビア風」というフランス語で、もともとはヨーロッパの人々がイスラム風のデザインを指す言葉として使っていたようです。
実際のデザインの違いは、ダマスク柄は、花や果物、鳥などの具象的なモチーフを織り交ぜた複雑なデザインが特徴で、
これらのモチーフは、繊細な線で描かれ、一つ一つが美しい芸術作品のように表現されます。
一方、アラベスク柄は、幾何学的な模様や植物の葉っぱなどを繊細に描いた抽象的なデザインが特徴的です。
これらの模様は、無限に続くように繰り返され、視覚的な響きを持つことが特徴です。
ただ、正直最初は私もどれがダマスクでどれがアラベスク。
などとは見分けは全くつきませんでした。(笑)
何度も見ている内に雰囲気で分かってきて、そして説明を聞くと、なるほどねぇ~
となってきました^^
個人的には、柄や色は視覚的な感覚なので、椅子やソファー、又はお部屋や空間に合うように生地選びがデザインされていれば、どちらの柄も素敵なのでは無いかと思っております。
- お客様の声
- こちらの希望通りの椅子ができ、大満足です! 納期も早くとても良かったです。
使用した生地情報

布
インペルア T-7208 ¥11300/m
- 国名
- 日本
- カラー
- レッド
- 素材
- AC52% PE48%
- 柄
- 柄物
- 生地幅
- 144㎝
- リピート幅
- 縦50.5㎝/横36.5㎝
- 価格帯
- ~12000円/m以下
- 価格
- ¥11300/m
- 機能性
- バックコーティング