ドイツのソファーメーカー、コイノールのソファーをお預かりさせて頂きました。

長い歴史を持つコイノールはパーツ全てがドイツ製のものが使用されている拘りのソファーになります。

クッションに座ってみても、硬めに仕上がられたウレタンクッションで、長く座っていても疲れにくという特徴を持ったソファーが多いようで、細部に拘りが感じられました。

座面の革に破れてしまった部分が出来てしまい、糸の解れもあるので修理をしてほしいというご相談を頂きましたが、この状態の破れがあると張り替え修理での対応となるので、座面部分だけを張り替える事になりました。

張り替えにあたって革サンプルの中から、革を選んで頂きました。
全体が鮮やかな赤色のソファーですが、今回張り替える座面の革は黒い革を選んで頂きバイカラーでの仕上げをさせて頂きました。

仕上がりにはオーナー様もご満足いただき、他にはないオリジナルのコイノールのソファーに変身しました。

ソファーの座面や肘掛などは、毎日肌が触れる部分の一つで、痛みも他のパーツに比べると早く進んでいくので、部分張り替えのご依頼を頂くケースも多々あります。
部分的に張り替えをするは多くの場合張り替えない箇所と色味や質感を出来るだけ合わせて、違和感の出ない仕上がりを目指しますが
部分張り替えのデメリットを上手く活かし、いっそのこと色を変えてしまおうという発想でご自身のイメージでオリジナルのソファーに変わりました🛋

他にも弊社で張り替えた事例としては、バイカラーでの張り替えの他、全体的に本革生地だったソファーを座面だけにファブリック素材の生地を使い張り替えた事例なども御座います。

この様に張り替えをただの修理と捉えずに楽しんでいただくのも良いかと思いますので、長く使ったソファーのデザインに飽きた、椅子の雰囲気を変えたい。などの場合は今までと全く違う雰囲気の張地をチョイスし自分だけのオリジナル家具を持ってみるのも楽しいのではないでしょうか。

この度はご依頼いただきまして、誠に有難う御座いました。

古くなってしまったり、劣化してしまったソファーや椅子は、生地の張り替えや木部やクッションの修理や交換などで、再生する事が出来ます。

廃棄してしまう前に一度修理やリメイクなどを検討してみてはいかがでしょうか。