2024.05.02
デセデ de Sede 「DS-600」スネークソファー 革のクリーニングと修理
修理内容
- モデル名
- DS-600
- 修理工賃
- ¥120000〜¥150000
- お預かり期間
- 4週間
- 配送方法
- 自社便
- 依頼地域
- 神奈川県
- 修理内容
-
スイスのデセデのレザーソファーをお預かりさせて頂きました。
スネークソファーと呼ばれるこのソファーはご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、一つ一つのピースを繋げて組み合わせて出来ているユニークなデザインのソファーです。
その為、使う用途や場所によって形や長さを自由に変える事が出来るのが大きな特徴です。
長年の使用で、レザーの表面に汚れが溜まってしまっていたことと、小傷や革が多少切れてしまっていた箇所などがあったので、クリーニングを掛けて部分的に塗装メンテナンスなどを施して、奇麗な状態にさせて頂きました。
色もホワイトなので、ソファーをある程度の期間使用していると汚れが蓄積してしまうのは致し方ないところがあるかと思います。
本革のクリーニングは、革の種類によって方法も異なってきます。
よく言われるのが革に水はご法度などと耳にすることもあるのですが、実のところ一概にそうとも言えないケースもあるのです。
状況や、革の種類によっては水を使ってはいけないケースもあるのですが、状況によっては水が効果的な場合もあるのです。革をある程度奇麗にした後には、乾燥や洗浄を何度か行い、小傷のある個所などを塗装メンテナンスし、最後はコーティングを施して完了です。
こういった作業で特に気を付けたいのは革を痛めない事なので、その辺りを注意し作業を進めました。
仕上がりの状態としては、黄ばみや黒ずみなどが多く見られたこのスネークソファーですが、かなり白さが戻り見違えるくらいフレッシュな状態にすることが出来ました。
お客様のご希望にもよるのですが、革張りソファーや椅子の場合、修理やメンテナンスの方法としては「張り替え」「クリーニング」「塗装メンテナンス」と主に3つの施工方法があります。
今回のクリーニングというメンテナンス方法は、革に出来てしまったシワや傷などを直すことは出来ませんが、革表面の汚れであったり、黒ズミなど革の表面を奇麗な状態にすることが出来ます。
(あくまで革の種類や状態にもより、全ての製品に対して完全ではありません)ですので、革が大きく破れてしまったりなどした場合、革をパリッと新しくしたいなどの場合は張り替え修理となりますが、状況によってはクリーニングのメンテナンスも有効になりますので、レザーソファーやレザーチェアをお持ちの方は一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
- お客様の声
- とても奇麗に仕上がってきて大満足です。丁寧なご対応ありがとうございました。
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