カッシーナ・イクスシー/CASSINA-ixc チェアマンソファー　生地の張り替え修理とクッション製作

BEFORE

AFTER

修理内容

メーカー名

Cassina/カッシーナ

WEBサイト→

メーカ紹介: 17 世紀、イタリアに誕生したカッシーナ社は、家具業界において数少ないリーディングブランドとして世界中に知られています。完成度の高さとデザインの美しさは他の追随を許さず、数多くの製品がニューヨーク近代美術館の永久所蔵品になっています。

モデル名: CHAIRMAN/チェアマンソファー３シーター

種類: ソファ

施工方法: オーダー制作バネやクッションの修理生地の張り替え

修理工賃: ¥150000〜¥200000

お預かり期間: 4週間

配送方法: 自社便

依頼地域: 東京都杉並区

修理内容: カッシーナのチェアマンソファーをお預かりさせて頂きました♪

今回は長く使ってきたソファーの生地にシミや汚れも付いてきたので、張り替え修理のご相談を頂きました。

チェアマンソファーの3人掛けはあまり沢山見かけない大きさですね。

チェアマンソファーは、フィリップ・ユーレルという家具デザイナーによって、クラシックなフォルムを現代的にアレンジしてデザインされたソファで、バランスの取れた奇麗な造形のソファーです🛋

そのチェアマンソファの張り替えですが、今回は生地の張り替えに加えて、置きクッションを3つ製作させていただきました。
お写真の通り、張り替え修理前のソファーにはクッションがありませんが、張り替え修理後のクッションがある状態をみるとクッションがあったほうが実用性も見た目もアップするかと思います＾＾

張り替えに今回選んで頂いた生地は、トルコの生地でサンゲツの「ルヴィダ」という生地になります。

「ルヴィタ」は生地の目も少し大きく、織りの一つ一つにボリュームがあり薄いブラウン色がベースなので、張り替え前の生地に比べて、暖かみがありより上品な雰囲気があると思います。

当初は機能性として撥水や防汚などの機能がデフォルトでついた生地を選んでいましたが、好みの柄や質感のものが見つかると撥水や防汚の機能が付いていない、撥水や防汚の機能性生地が見つかった時には、柄や質感がイメージと違う。

というように、なかなかマッチしませんでした。

ですので、まずは柄や質感を重視して生地を選んで頂いて、その後に生地にパールトーン加工を後から掛けることにしました。

パールトーン加工はカタログから選んでもらった生地に撥水・防汚の機能を後加工できるもので、水や油の浸透を防いでくれるので飲みこぼしや食べこぼしなどに効果を発揮してくれます。

椅子張り生地のカタログ内に、既に撥水や防汚などの機能がついた生地もありますが、今回のようにすでに機能性がついた生地のなかに好みのデザインが無い時などは、後付けで撥水・防汚加工を施す事が出来ますので、是非ご相談ください。

そして、そのパールトーン加工を施した生地でソファー全体の生地を張り替えて、クッションを製作させていただき、クッションの中身はフェザーで仕上げさせて頂きました。

角クッションの中身は、安価な化繊綿でも製作可能ですがやはりヘタリの速さを加味すると家庭用としてはフェザークッションで作っておくのがお勧めです。

この度はご依頼いただき、また大変ありがたいご感想もいただき、
ありがとうございました。