2022.09.06

Wilkhahn /ウィルクハーンのデスクチェア アーム部分の張り替えとクッション修理

BEFORE

AFTER

修理内容

メーカー名

Wilkhahn/ウィルクハーン

WEBサイト→

メーカ紹介

ウィルクハーンは、ドイツで誕生した100年を超える歴史を有する家具メーカー。
創業当時から「シンプルで高品質なデザイン」を追求。さらに、現代のモダンデザインに大きな影響を与えた「バウハウス」のスピリットを継承し、時代のニーズに応えた製品を数多く生み出してきました。機能性と美しさを兼ね備え、環境にも配慮した「ものづくり」は、長い伝統と堅実なクラフトマンシップ、最善のものを志向する絶えまない研究によって支えられています。そして、その製品への真摯な姿勢が反映された製品は、世界中のオフィス、アトリエ、ラウンジ、プライベートスペース等で愛用されています。

種類
パーソナルチェア
施工方法
生地の張り替え部分張り替え
修理工賃
¥10000〜¥30000
お預かり期間
2週間
配送方法
自社便
依頼地域
東京都中央区
修理内容
ドイツのウィルクハーンのデスクチェアをお預かりいたしました。
座り心地のとてもいいウィルクハーンの椅子です。

アーム部分が革張りになっていて、片方の肘掛は既に革が破れてしまっている状態でしたので、バランスを考えて両肘張り替えさせて頂きました。

革の椅子やソファーに限らず、布張りや合皮の場合でも座るところや肘掛の部分は人肌が常に触れる部分で、摩擦が他の箇所に比べて多く発生するのでどうしても先に傷みやすい箇所ですが、そういった傷んでしまったところだけをあり替える事も出来るので、今回は肘掛部分だけを張り替えさせて頂きました。

布地なども検討してもらいましたが、最終的に選んだ生地は張り替え前と同じく本革で張替えをさせていただく事になり、出来る限り張り替え前と差異が大きく出ないように同じような革をチョイスし張り替えました。
本革や合皮なども、同じ黒でもシボの雰囲気や同じ黒色でも白の混じった黒、緑が混じった黒、青が混じった黒など色々です。
どれももちろん見た目には同じ黒なのですが、並べてみると微妙に違う色をしているので、出来る限り張り替え前と差異の出ないよう気を付けました。

※革のシボとは革表面に見えるシワの様な模様です。
型押しで機械でプレスしシボを付ける場合もありますし、本来の動物のナチュラルな状態のシボをそのまま残して仕上げる場合、シボを無くしてツルっとした表面に仕上げる場合などがあります。



クッションに関しては長年使った分のヘタリもあったので、その辺りも修正し張り替えさせていただき、奇麗な状態になりました。

椅子の作りはとても頑丈なものなので、この様に傷んでしまった生地を張り替えたりなどメンテナンスを続けていくことで長く使っていただけると思います。

今回はお引き取りからトラックまで椅子をお運び頂いたりと色々お気遣いいただき大変助かりました。
ご依頼を頂きまして、誠にありがとうございました。

お客様の声
きれいになりました。ありがとうございました。

使用した生地情報

本革

ニュースムース Z-613 29,000円~35,000円/半裁

メーカー名

メルセン

メーカ紹介
品名
ニュースムース
品番
Z-613
備考
革本来の風合いを備えた代表的な高級革。型押し等の加工は一切行わず自然の外観を表現するこちらの商品は、椅子用革としてのロングラン商品です。
国名
日本
カラー
ブラック
素材
顔料
ナチュラル
生地幅
半裁
厚み
1.2mm ± 0.2
価格
29000円~35000円/半裁
機能性
耐光性(強い) 耐色落ち(強い) 耐シミ(強い)
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