2025.11.21
【張り替え事例】ダマスク柄の生地でバルーンバックチェアの張り替え修理
修理内容
- 施工方法
- バネやクッションの修理生地の張り替え
- 修理工賃
- ¥10000〜¥30000
- お預かり期間
- 4週間
- 配送方法
- 自社便
- 依頼地域
- 神奈川県横浜市港北区
- 修理内容
-
アンティーク家具の代表的なスタイルとして根強い人気を誇る バルーンバックチェア。
その優雅な曲線とクラシックな佇まいは、現代のインテリアにも自然に溶け込みながら、上質な空間を演出してくれます。今回は、港北区のお客様からご依頼いただいた アーム付き2脚・アームなし2脚、合計4脚のバルーンバックチェアの張り替え事例をご紹介します。
使用した生地は、マナトレーディングのインテリアファブリック 「マルメゾン(Malmason)」です。
マルメゾンはフランス・パリにあるお城から名付けられたという上品なストライプダマスク柄で、張り替え後は張り替え前に比べて、一層高級感と存在感を纏った椅子へと生まれ変わりました。この記事では、
- バルーンバックチェアの特徴
- アンティークチェアの木部の違い
- 張り替え前の状態
- 使用生地「マルメゾン」の特徴
- 張替え工程
- 張替え後の仕がり
などをご紹介していけたらと思います。
同じような椅子の劣化を抱えている方や、張り替えに興味のある方などの参考になれば幸いです。
■ バルーンバックチェアとは?特徴と魅力
まずは今回の椅子の張り替え事例の主役である バルーンバックチェア(Balloon Back Chair) の特徴ですが
- 1. 背もたれの丸い“風船型”ライン
バルーンバックの最大の特徴は、背もたれが 風船(Balloon)のような丸みを帯びた曲線で構成されている点です。
優雅で柔らかい雰囲気を持ち、見た目にも温かみがあります。- 2. 19世紀ヴィクトリア朝の伝統的デザイン
19世紀後半にイギリスで流行したスタイルで、
- 彫刻
- 曲木
- 艶のあるマホガニー材
などが使われることが多く、装飾性の高い椅子として人気があります。
今回の椅子も、背もたれ中央に美しいカービングが施されたアンティーク仕様の椅子になります。
- 3. 現代のインテリアとも相性が良い
クラシカルな印象がありながら、曲線の柔らかさのため「圧迫感がなく優しい」見た目。
ダイニングルームやサロン、エステなどでも使われる事も多く、空間に上品な印象を与えてくれると思います。■ アンティークチェアに多い木部の種類と特徴
アンティークチェアの魅力は張り地だけではありません。
木部の形状・デザインによっても印象や価値が大きく変わります。ここでは代表的な椅子デザインを紹介します。
- 1. バルーンバックチェア
丸みのある背もたれが特徴。女性的で優雅なライン。
- 2. クイーンアンチェア
脚が“猫脚(カブリオールレッグ)”で、背もたれがくびれた上品なデザイン。
- 3. チッペンデールチェア
背もたれの透かし彫りが特徴的で、装飾性が高いタイプ。
- 4. シェーカーチェア
装飾がほぼなく、シンプルで機能美が際立つデザイン。
- 5. フープバックチェア
背もたれの輪のような曲線が特徴。カントリー調で柔らかい雰囲気を持つ。
今回の椅子は「バルーンバック」ですが、
アーム付き・アームなしの2種類があり、アームの有無だけで存在感が大きく変わります。
アーム付きは重厚でゆったり、アームなしは軽やかで使いやすい印象です。■ 張り替え前の状態:裂け・黄ばみ・クッションのへたり
ご依頼いただいた椅子は、長年使用されていたため、
- 座面の生地が大きく裂けている
- 表面に黄ばみ
- クッションが沈み込み、ヘタリが大きい
といった劣化が見られました。
■ 使用生地:マナトレーディング「マルメゾン」
— ストライプダマスクで存在感を演出
今回選ばれた生地は、マナトレーディングの 「マルメゾン(Malmason)」。
- マルメゾンの特徴
- ストライプ×ダマスク柄のクラシックデザイン
- 光沢のある上質な雰囲気
- フランス・パリの城「マルメゾン宮殿」が由来
- ロココ調の優雅さ × 直線の凛とした存在感
- アンティーク木部との相性が抜群
張り替え前の淡いストライプ生地も十分に落ち着いた印象でしたが、
マルメゾンに張り替えることで、更にランクアップした高貴な佇まいへ変わりました。■ 張替え工程
椅子を張り替えるにあたって、以下が主な工程です。
◆ 1. 古い生地の剥がし
ステープルを外し、生地を剥がしていきますが木が傷つかない様注意しながら生地を外します。
◆ 2. ウレタンクッションの確認と修理
今回はウレタンクッションの歪が激しかったため、劣化したクッションを全て撤去し、新しいウレタンを成形し交換しました。
座面の丸みを自然に整えます。◆ 3. マルメゾン生地の裁断
柄物生地は柄合わせも重要で、ストライプとダマスクの位置を正確に合わせてカットします。
◆ 4. 張り込み
新しい生地を張り込み、周りのリボンもその後に仕上げていきます。
■ 張替え後の仕上がり:
仕上がりは写真のとおり、奇麗なストライプのダマスク柄がとても映え、張り替え前とはまた違った雰囲気になりとても素敵でした。アンティークの風合いを保ちながら、
上質なインテリアとして「使える美しさ」も兼ね備えた仕上がりになりました。今回のお客様も、仕上がりをご覧になった瞬間、
「想像していた以上の仕上がりで、仕上がりにとても満足している」と喜んでいただけました。アンティーク家具は、張り替えることで張替え前に比べ
- 機能性の回復
- 美観の向上
- インテリア価値の上昇
- 家具としての寿命が延びる
という“再生+価値向上”が同時に叶います。
特に今回の事例は、お客様の選んだ生地と椅子の相性も抜群でした。
■ まとめ|
今回の施工では、
**マナトレーディング「マルメゾン」**を使ったことで、
アンティークの魅力を更に高める贅沢な仕上がりとなりました。アンティークチェアの張替えをご検討中の方に、今回の椅子の張り替え事例が参考になれば嬉しいです。
古くなった椅子やソファの張り替えをご検討の際には、是非一度ご相談お待ちしております。
- お客様の声
-
想定していた以上の仕上がり、大変嬉しいです。
細かい確認も頂き、丁寧な対応、仕上がりに大変満足しています。
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